幼なじみ

１ヶ月も遅くなってほんとにすいません

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Aくんとクラスが離れたことによって 僕らの学校生活は平穏に過ごせていた

赤が虐められることも、 赤が怪我をすることも無くなった

赤の具合もだんだん良くなり 学校に行く回数が増えていった

赤と過ごして行く日々は あっという間だった

僕達の小学校生活はどんどん終わりに 近づいて

ついに6年生になった

なんと僕達は6年間同じクラスだった

そしてAくんとは同じクラスには ならなかった

先生には感謝しかない

日曜日 僕たちは赤の家で遊ぶことに

赤の部屋は小さい頃よく行った でもここ最近クラブで忙しかった

だから来るのは久しぶり でも落ち着く

赤が戻ってくるのを待ちながら 部屋を見渡す

相変わらず整理整頓が苦手な赤は 机に漫画本やらゲームやら散らかって いるが

ベットの横の棚だけはいつも綺麗だった

いまは先生に預かられているがお揃いのネックレスが入った箱に 僕たちがカメラに向かって ピースしている写真

もちろん僕の部屋にもある

改めて6年間早かったなぁと思う

中学生になっても一緒にいれますように

君の好きと僕の好きは違うと思うけど

それでもまだこの想いは秘密にして

あっという間に卒業式が訪れた

この前まで1年生だと思っていたのに、

でもこの卒業証書を持っていることで もう卒業か、と寂しく思う

僕たち2人は先生に呼ばれた

そんなやり取りを懐かしの教室内でしばらくした後

先生が俺たちに2つの箱を渡した

先生に言われて僕たちは教室を出た

赤が指さした先に先生が言っていた 桜が立派に咲いていた

すごく綺麗…

そう言って桜を見上げる赤の横顔が 桜よりも綺麗だった

いっせーのでという掛け声で 同時に箱を開けた

久しぶりに見たお揃いのネックレスは なんだか不思議な感じがした

″桜の木の下で告白すると2人が結ばれる

さっき言っていたおまじないが本当なら

言え、黄…！

言わないとｯ…言わないとｯ…

気持ち悪い

あの言葉がずっと僕に巻き付く

気持ち悪い

赤がそう思っていたらどうしよう

赤に嫌われるくらいなら

死ぬまでこの想いは隠し通す

続き♡700