最終革命ゲーム 誰が信頼できるでSHOW
イマナリが持っているカッターの刃は合計で12コマある。
イマナリの出す問題に正解した数だけ、カッターの刃を引っ込める。
リミットは5問。
5問が終了した時点で、カッターの刃がどうなっていようとも、イマナリは母親の首を掻き切る。
イマナリの母親
た、助けて……。
イマナリの母親から助けを求めるような声が絞り出されるが、しかしイガラシは首を横に振る。
イガラシ
イマナリ、警察は駄目だよな?
イマナリ
駄目に決まってるだろ!
イマナリ
ここで先生達には向き合ってもらうんだよ。
イマナリ
こんな腐った家庭があるってことを知って欲しいし、不登校の奴らが全員、自分の意思で学校に行かないわけじゃない。
イマナリ
俺みたいに、学校に行きたくても邪魔される奴もいるんだよ!
イマナリの母親
そんな、私は邪魔なんて……。
イマナリ
だったらなんで学校に怒鳴り込むような真似をするんだよ!
イマナリの母親
だ、だって……授業料だって支払っているし。
イマナリ
その、お客様目線やめろよ!
イマナリ
俺が小学校の時からだろ?
イマナリ
自分は大して何もできないくせに、先生には偉そうな口ばっかりききやがって!
イガラシ
イマナリ、少し落ち着こう。
できることなら、母親の首筋に当てているカッターナイフも降ろして欲しい。
さすがにそうは言えなかった。
イマナリ
さて、ここで問題です。
イマナリ
小学生の頃の俺が、して欲しかったことはなんでしょう?
フワ
え、そんなの……分かるわけがないじゃない。
フワ
私達は君が高校生になってからの付き合いなんだし。
イマナリ
心配いらないよ。
イマナリ
特別ゲストが、答えを先生達に教えてやってもいい。
イマナリ
なぁ、母さん。
カッターナイフを突きつけられた母親は、明らかに目を泳がせていた。
イマナリ
小学校、中学校は義務教育だから、なんとか卒業することはできたよ。
イマナリ
でも、あんたのせいで俺には友達がいなかった。
イマナリ
俺自身に何か問題があって、友達が周囲からいなくなったのなら、まだ長谷川納得できる。
イマナリ
でも、違うよな?
イマナリ
お前が全員遠ざけてたんだよなぁ!
今にも母親の首筋を掻っ捌いてしまいそうな勢いのイマナリだが、しかし正しい答えを引き出すには、彼の母親の存在が必要不可欠だ。
イマナリの母親
それは、あなたのためを思って……。
イマナリ
ずるい言葉だよな、それ。
イマナリ
そう言うことで、自分では本意ではないけど、仕方なく……って空気を醸し出すことができるもんなぁ。
イマナリ
それで答えは?
イマナリ
俺はなにをして欲しかったと思う?
イマナリがして欲しかったこと。
それは、まだイガラシ達と出会う前の彼のことを問うものだ。
イマナリの母親
謝って欲しかった?
イマナリの母親
今のあなたを見る限りじゃ、それくらいしか思いつかない。
イシカワ
どうする?
フワ
あの、本当に謝罪を求めてるのでしょうか?
イガラシ
とにかく、まだ手探りな部分が多いです。
イガラシ
ここは答えを集中させるのではなく、分散させましょう。
相談をするイガラシ達。
イシカワ
全員正解を目指すより、確実に当てられるほうを選ぶか。
フワ
お手つきが許されるのは、3回まで。
フワ
答えを3回間違えたら、その時点でイマナリ君の母親を助けるすべはなくなる。
イガラシ
(明らかにこっちが不利な状況。普通にやったらイマナリの親御さんは助からないだろう)
イガラシ
(どうしたらいい?)
イガラシ
(どう答えるべきなんだ?)
イマナリ
さぁ、先生達、聞かせてよ!
イマナリ
小学生の時代の俺がして欲しかったことはなに?
1問目……回答。






