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#暗め
コメント
1件
よかった…本当によかったですね。先週まであんなにぎこちなかった二人が、伊作先輩がまっすぐ「嫌うわけない」って言ってくれたシーン、もう胸が熱くなりました。○○ちゃんが「嫌われたと思った」って泣きながら打ち明けるところ、読んでるこっちまでウルッときましたよ。すれ違いが解けて、なおかつ恋心が深まったラストの余韻がすごく綺麗です。これからがますます楽しみ!
乱太郎たちに相談した日から数日後。 ○○ちゃんは少しだけ元気を取り戻してきた。 三人の言葉がずっと心に残っていたからだ。
乱太郎
きり丸
しんベヱ
思い出す度に胸が温かくなる。 それでも。 伊作の顔を見る勇気はまだなかった。 その日の放課後。 委員会の仕事を終えた○○ちゃんは、一人で学園内を歩いていた。 夕日が廊下を赤く染めている。 早く長屋へ戻ろう。 そう思った時だった。
善法寺 伊作
後ろから声がして、振り返って見てみると…
そこには伊作が立っていた。 優しい表情だった。 けれど今日はどこか真剣だった。
○○
そして立ち去ろうとする。 しかしーー。
善法寺 伊作
伊作が静かに呼び止めた。 足が止まる。 逃げたい。 でも逃げられない。
善法寺 伊作
○○
善法寺 伊作
胸が痛む。 図星だからだ。 ○○ちゃんは俯く。
○○
善法寺 伊作
優しい声だった。 その優しさが逆に辛い。 ○○ちゃんは拳を握りしめた。
○○
声が震える。
○○
善法寺 伊作
○○
涙が滲む。
○○
言ってしまった。 ずっと心の中に閉じ込めていた言葉を。
善法寺 伊作
小さく呟いた。その瞬間。
善法寺 伊作
○○ちゃんは顔を上げた。 伊作の瞳は驚くほど真っ直ぐだった。
善法寺 伊作
善法寺 伊作
善法寺 伊作
○○
善法寺 伊作
その言葉に息が止まる。
善法寺 伊作
○○ちゃんの目から涙が溢れた。 止めようとしても止まらない。
○○
善法寺 伊作
善法寺 伊作
○○
善法寺 伊作
○○ちゃんは首を振った。
違う。 怖かったんじゃない。 嫌われたと思ったことが悲しかったのだ。 伊作はそんな○○ちゃんを見て優しく言った。
善法寺 伊作
○○
善法寺 伊作
即答だった。 その言葉だけで胸がいっぱいになる。 ずっと苦しかった気持ちが少しづつ解けていく。 伊作はいつもの優しい笑顔を見せる。
善法寺 伊作
○○ちゃんは涙を拭った。 そして久しぶりに笑う。
○○
伊作も嬉しそうに笑った。 その笑顔を見た瞬間。 ○○ちゃんの胸は再び高鳴る。 嫌われていなかった。 それだけで十分なはずなのに。 好きという気持ちは前よりももっと大きくなっていた。 二人のすれ違いは終わった。 けれど。 本当の恋の物語は、まだこれからだったーー。