出会えて良かった〈本編･❤️くん視点〉

注意(？)

今回長いです(226タップ)

時間ある時にでも読んでください m(_ _)m

それではどうぞ

あの人から暴力を受ける回数は増えていっているし

アイツらがやることも、どんどんエスカレートしていた

やっぱり……楽になりたい

でも…ここに来れば先生と話せるし…

俺は格闘しながら毎日を過ごすようになった

そんなある日、

初めて先生が俺のことを聞いてきた

驚きながらも、俺はこの先生は信用できると思い、答えてみた

答えられなかった

たしかにここに来るようになって楽しくなったけど

｢楽しい｣が増えたで

｢辛い｣が減ったわけじゃない

…だから｢✘にたい｣が完全に消えたわけじゃない

ただ…目を背けていただけだ、笑

しばらく沈黙が続いた

俺はなんでこのタイミングで先生が聞いてきたのか、

疑問に思いながらも、聞けなかった

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

沈黙を破ったのは電話の音だった

＜もしもし…

＜はい…えっ……

＜分かりました、すぐ行きます

＜はい…失礼します

また月曜日に。

ｶﾞﾁｬ

初めて言われた

今までは、次会う約束なんてして来なかった

どうしたんだろ…

今日の先生はなんだかいつもと違った

ガチャ

汚される…

俺の唯一の逃げ場

それでさえコイツらに奪われるのか

あ……無理だ…

体動かないや…

おかしいな…いつもなら大丈夫だったのに……

…そう……なのかな

たしかに…今日の先生はいつもと違った

俺…飽きられたのかな…笑

それだったら…

もう生きる理由ないじゃん

＜いや、ほんとに声聞こえたんですって

＜はぁ…こんなとこ俺でも来たことねぇぞ？

ガチャ

また俺の逃げ場が1つ、奪われた

なんにも分かってない奴らが

勝手になんでもかんでも決めやがって

なんなの

どいつもこいつも

気持ち悪い

バタン

ほんとに俺、先生に見捨てられたのかな…

仮に見捨ててなかったとしても、あの場所にはもう行けないから、先生とは会えない

何もかもぶち壊されたんだ…笑

あーやばい、

体がまともに動かない

バタッ

赤くん過去【完】

次回に続く▹▸ この先どうなったか知りたい方は、再び第1話へ