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1件
〇〇ちゃんかっこいい!
次の日
学校へ行くと
○○
遥は席に座っていた
良かった…
すると後ろから声がする
冬弥
○○
冬弥
○○
冬弥
○○
○○
○○
冬弥
冬弥
そう言って口角を上げる
自覚あるじゃん…
○○
私が席に着くと
何故か遥が女子に囲まれていた
○○
治
○○
まぁ話してるだけか
そう思い私は席に着いて
スマホを開いた
遥
私はスマホをいじってる手を
ピタっと止めた
視線をやると
遥
え?なんで
2人が相合傘?
○○
とクラスの女子たちは盛り上がっている
だけど…
私の心は
モヤっとした何かで
埋め尽くされていた
何それ…聞いてない
チラッと横をみると
治
治
角名
治くんも治くんで
囲まれている
別に治くんが
誰かに優しくするのは
珍しくない
むしろこの前
私がみんなに優しくしてね
って言った
○○
私は立ち上がって教室を出た
私は気がついたら
いつもご飯を食べる場所に来ていた
○○
間違えた
○○
○○
私はしばらく
腕の刺青をなぞりながら
さっきのことを考えていた
すると
治
治
○○
治
治
治
そう言って治くんは
私の1段下に座った
治
治
治
○○
治
治
○○
治
治くんは1段上がり
私の頭をポンポンと撫でた
○○
治
治
○○
私はしばらく無言になった
それが
何よりの答えだった
治
治
○○
治
○○
治
○○
治
○○
治
治くんの声が少し低くなるのがわかった
治
治
治
私は
黙って聞くことしか出来なかった
治
治
○○
治
治
治くんはへらへらしながら
私の頭をもう1回撫でた
治
治
治
治
治
○○
遥が…私たちのこと?
○○
治
治
嫌な予感がした…
確かに
あんまり隠してたとは言えない
でも
遥はきっともうちょっと前から
知ってた
なのにお母様からは何も言われない
○○
治
治
治
○○
遥…何を考えてるの
治
治
○○
後で考えよ…
色々なことを考えてたら
放課後になっていた
今日は治くんと帰る予定なんだけど
急に先生に捕まって
少し待っててと言われた
○○
問題は2つ
1つ目は…
遥がお母様に伝えてるかの有無
2つ目は
遥が…なぜ
昨日の夜濡れて帰ってきたのか
○○
お母様は聞いたら多分すぐにでも
動き出すはず
だからまだ耳には入ってない
○○
○○
私がスマホをいじりながらぼそっと言うと
冬弥
冬弥
突然声がした
○○
○○
冬弥
冬弥
○○
冬弥
○○
冬弥
○○
冬弥
冬弥
冬弥
○○
すぐに帰るかと思ったら
私の前でへらへらしたまま
冬弥
冬弥
冬弥
○○
○○
冬弥
私がそう言うと
冬弥は私の顔を見つめた
冬弥
冬弥
この人…見てたの
冬弥
冬弥
○○
冬弥
冬弥
冬弥
○○
私はスマホの画面を強く押した
冬弥
○○
冬弥
冬弥
○○
冬弥
冬弥
余裕?
○○
冬弥
冬弥
確かに…
私はこれまで
人間関係でここまでなにか
モヤモヤとした感情を抱くことは
なかった
でも…
治くんの事になると
無意識に気持ちが出てしまう
○○
私は短く切って
スマホに視線を落とした
治
少し離れた所から声がした
○○
冬弥
冬弥は意味ありげに笑いながら
少し下がった
冬弥
○○
冬弥
冬弥
○○
冬弥
そう言い残し
冬弥はポッケに手を突っ込みながら
小走りで去っていった
治
気がついたら
治くんが横にいて
冬弥の背中を見つめていた
○○
治
納得はいってなさそうだったけど
それ以上何も言わず
私のカバンの持ち手を軽く引いた
治
治
○○
○○
○○
治
もっと素直に…か
次の日
私はある人に呼び出された
○○
○○
遥
涼しい風が吹く屋上で
私は遥をじっと見つめた
○○
遥
○○
○○
遥
○○
○○
○○
○○
○○
私がそう言うと
遥は俯いていた顔をあげた
遥
遥
○○
遥は唇を
ぎゅっとかみ締めてから
話し始めた
遥
遥
遥
○○
遥
遥
遥
遥
遥
○○
遥
遥
遥
遥
かすかに
遥の瞳が揺れるのがわかった
○○
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
私は…共感できてしまった
遥
遥
遥の瞳は
とても真っ直ぐだった
私は1度目を閉じ
それからゆっくり開いた
○○
○○
遥
遥
私が初めて見た顔だった
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
遥
○○
○○
○○
遥
遥の瞳から
一筋涙がこぼれる
○○
○○
○○
○○
○○
遥
○○
○○
○○
○○
遥
○○
○○
○○
遥
遥
○○
○○
○○
○○
○○
○○
そう言って私は
屋上を後にした
あんなことを言ったけど
本当はすごく気になる
なんて告白するんだろ
もしかしたら…とか
色んなことを考えてしまう
遥の性格上
きっと今日の放課後にでも
告白をすると思う
○○
というか現に帰ってきてないし
治くんも
「ちょっと話しあってな」とかいってたし
私がそんなことを考え
バタバタしていると
コンコンとノックがなった
○○
返事をしたけど
誰も入ってこない…
遥
○○
私は急いでドアの前に行き
開けようとすると…
遥
遥
○○
遥
遥
○○
私は心の中にあった不安が
軽くなった
放課後
私は宮さんを呼び出した
治
治
遥
治
治
遥
遥
私は思ったより
冷静に話し始めた
治
遥
遥
遥
治
治
遥
遥
遥
遥
遥
遥
最初は驚いていたけど
宮くんは黙って話を聞いていた
遥
遥
遥
遥
自分の目から
涙がこぼれそうになるのを
私は必死にこらえた
宮くんはそんな私を見兼ねて
少し…切なそうに笑った
治
治
遥
治
治
治
治
治
治
治
治
遥
治
治
治
優しく…
でもはっきりとした言葉
わかってた
わかってたはずなのに
心が…痛い
遥
涙が1粒だけ零れ落ちた
遥
遥
遥
治
治
遥
遥
私がそう言うと
みやくんはニコニコしながら
治
とだけ言ってくれた
と…
遥は説明してくれた
遥
遥
遥は一つ一つ
言葉を選んで話している
遥
遥
遥
遥
私はほっとするべきなのに…
なぜか
出来ない
遥
○○
○○
遥
遥
遥
○○
遥
○○
○○
○○
嫌な
胸騒ぎがした
遥
遥
遥
遥
○○
○○
私がそう言うと
遥は落ち着いた声で
遥
遥
遥
遥
遥
そう言い残して
遥は私の元から姿を消した
数時間後
部屋に桜子が走って入ってきた
桜子
○○
桜子
○○
○○
○○
○○
桜子
○○
桜子
桜子
桜子
桜子
○○
桜子
桜子
○○
私はその時
全てを理解した
「懲戒室」というものは
いわゆる
おしおき部屋
そこで話していたということは
桜子
桜子
桜子
桜子
桜子
桜子
さっき
ドアを開けないでと言ったのは
泣いたのを見られたかったからじゃない
傷のついた
自分を見せたくなったからだ
桜子
桜子
珍しく
桜子が慌てている
私が立ち上がり部屋を出ようとすると
桜子
桜子
○○
○○
桜子
○○
桜子
○○
そして私は
リビングにいるお母様の元へ向かった
お母様
お母様
この人…しらばっくれる気?
○○
○○
○○
お母様
○○
○○
○○
○○
○○
私がそう言うと
そそくさと
執事とメイドたちは部屋を後にした
○○
○○
四条
お母様
お母様
お母様がそう言うと
四条は直ぐに出ていった
お母さん
お母さん
○○
○○
お母様は
「その事か」みたいな顔をして
微かに笑った
お母様
お母様
お母様
お母様
○○
お母様
お母様
お母様は私を手玉に取る様にしてくる
お母様
お母様
お母様
お母様は
私にフォーカスを当ててきた
○○
お母様
私はひとまず冷静になり
考えを整理した
さっきの桜子の話からして
きっとまだ
治くんと私のことは
伝わってない
でも…
きっとすぐに調べ始める
何が先なのか…
頭が回らない
お母様
お母様
お母様
○○
○○
お母様
○○
○○
○○
○○
私はそう言ってその場を後にした