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・BL ・フライギフラどちらでも〇 ・センシティブなし ・なんでも許せる方向け
⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください ⚠️史実とは一切関係ありません ⚠️史実ネタでもございません ⚠️すべて、私の妄想です
では、どうぞ⬇
数日後。
イギリスは再び、フランスのアトリエを訪れていた。
フランス
フランスはいつもの調子で笑う。
フランス
イギリス
イギリスはキャンバスを差し出した。
フランスはしばらく黙って絵を眺める。
フランス
小さく頷いた。
フランス
イギリス
フランス
フランスは微笑む。
フランス
その言葉に、イギリスは少しだけ目を伏せた。
イギリス
フランス
イギリス
フランスは首を傾げる。
フランス
イギリスは椅子に座り、自分の絵をじっと見つめた。
そして、ゆっくり顔を上げる。
視線の先には——フランス。
指先に絵具をつけながら、キャンバスを眺めている姿。
その姿を見た瞬間。 イギリスの胸の奥で、何かがはっきりと形になった。
イギリス
フランス
イギリスは立ち上がる。
そして真っ直ぐフランスを見た。
イギリス
その言葉に、フランスは少しだけ目を瞬かせた。
フランス
予想していなかった、というように首を傾げる。
フランス
イギリス
イギリスは迷わなかった。
真っ直ぐな視線。 冗談でも思いつきでもないことが、すぐに分かる。
フランスは少しだけ困ったように笑った。
フランス
腕を組み、イギリスをじっと見つめる。
その目は、弟子の本気を測るようだった。
けれど。
揺るがないその表情を見て、フランスはふっと息を漏らす。
フランス
口元が緩んだ。
フランス
からかうような声。 だが、イギリスは即座に答えた。
イギリス
一歩も引かない。
その真剣さに、フランスは肩をすくめた。
フランス
椅子に腰を下ろす。
フランス
イギリス
イギリスはキャンバスを立てた。
筆を取る。
そして——描き始めた。
静かな時間が流れる。 筆が動く音だけが、アトリエに響いていた。
イギリスは何度もフランスを見て、またキャンバスに向き直る。
迷いは、なかった。
だが気付けば——… キャンバスよりも長く、フランスの方を見つめていた。
やがて——
イギリス
イギリスは一歩下がる。
完成した肖像画を見つめて… そして、ぱっと表情を輝かせた。
イギリス
その声は、今まで聞いたことがないほど嬉しそうだった。
フランスは少し驚いた顔をして、それから絵を見る。
フランス
静かに見つめる。 それから、ふとイギリスに視線を戻した。
フランス
フランス
イギリスは少しだけ黙った。 けれど、すぐに答える。
イギリス
フランスが目を瞬かせた。
フランス
イギリスは真っ直ぐフランスを見た。
イギリス
静かな告白だった。
アトリエに、しばらく沈黙が落ちる。
それから——
フランスは小さく笑った。
フランス
そしてキャンバスをもう一度見て、言った。
フランス
フランス
フランス
イギリス
イギリスは頷いた。
そのキャンバスは、もう未完成ではなかった。
イギリスが描いた作品の中で—— 一番大切な一枚になった。
𝙲𝚘𝚖𝚙𝚕𝚎𝚝𝚎𝚍…
最後までご愛読、ありがとうございました!
コメント
3件

『未完成のキャンバス』、完結おめでとうございます! 舞海さんの書く小説の長編も短編も全部好きです!いつもお疲れ様です。 フランスさん、最後「俺も好き」などでは無く「この絵、大事にしてよね」なのがまた素晴らし過ぎます…!作中ではあまりフランスさん視点の描写は無かったので考察(妄想)が捗ります…ありがとうございます。
ヨッシャ更新されて直ぐ読めた!完結までお疲れ様でした!面白かったです。之からも頑張れ!私はグンマーから応援してるぞ!