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嫉妬嫉妬のその先で

3 - 僕じゃ、ダメなのかな

♥

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2022年07月27日

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僕はもう一度空へ飛んだ

遊はどこかな…

星座板の上に立つと目の前に君が現れた

僕の存在には気づいていないみたいだ

たまたまホームが被ったのか

目の前に遊と恐らく奏多であろう人物がいた。

見ると今から草原へ行こうとしている

奏多!

久しぶり!

奏多

あー、久しぶり

草原から行く?

奏多

どこでも

じゃあ…孤島?

奏多

行く必要ある?

たまにはって思って…ダメかな?

奏多

草原行こ

扱いの酷さに苛立ちを覚えたがどうにかして堪える

あ、うん…!

奏多

ちゃんと位置覚えたん?

大丈夫だよ!ある程度は!

奏多

ならいいけど

どうしてあんなに可愛い人を前にして冷たくできるのだろうか 苛立ちがさらに増す

奏多

はやく、

ん?

奏多

手…引いて。時間の無駄。

あ…ごめん

奏多

いくよ

うん…

そう言って2人は草原へ消えて行ってしまった すかさず後を追いかける

奏多

ねぇそこ、取り忘れてる

あ、ごめんね…

奏多

ねぇそこも

ごめん、

奏多

ねぇ、光の子は?

奏多

ほんっとに、下手くそだな。

奏多

見てるとイライラする

キャリーしてもらっているのにも関わらずあの態度 ますます気に食わない、 そんなにイライラするのなら、自分がすればいいだけの話だ

ごめん…なさい…

いつも真っ直ぐで澄んでいる瞳は曇り、いまにも涙が溢れそうだ

奏多

いいから、早く行って

うん…!

見るに耐えなくなり、空から逃げ出した。

どうしてそこまでしてあんなやつと一緒にいるのかわからない

僕じゃダメなのか?

君が望むなら

キャリーだって寝落ちだって

なんでもしてあげるのに

僕を選んでさえくれれば

気持ちの整理がつかないまま瞳を閉じる

やっぱり、心配だ

様子を見に行ってみるべきかな

桃からの通知だ

桃は空で知り合った友達で、恋に恋する可愛い女の子だ きっとまた何か惚気たいことがあるのだろう

1人でいても塞ぎ込むだけだし、行くか

いいよ。とメッセージを残し再び空へと向かった

嫉妬嫉妬のその先で

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