🍆
よし、逃げるぞ🦍さん!!
僕の手を引き子供のようにはしゃぎながら前を行く
🦍
…まったく、水ないんですから気をつけてくださいよ!
🍌
ぅわ、逃げた!!
🐷
なんで逃げるんすか🦍さん!
⛄️
🍆さん待ってくださいよ!!
🍆
へっ!
🍆
来れるもんならここまで来てみろー!!
🦍
🦍🍆からの挑戦状じゃー!!
🍌
巫山戯てる暇ないんですってこっち!!
🐷
スピードスター頑張れ!
🍌
俺だけに任せず🐷も行け!
⛄️
なんで2人話しながら走れるの…!
逃避行のはずなのに
いつもの僕達になってて
もうお別れのはずなのに
居心地良く感じてしまう。
2人で笑いながら逃げる。 子供に若返った気がしていた。
曲がり角を曲がり上手く3人を巻くと
🍆
…さて
カバンから忍ばせていたナイフを取り出す。
🍆
🦍さんが今まで、ここまで着いてきてくれたから
🍆
俺はここまで来れたんだ。
でも🦍さんは社長だろ?
仲間も、スタッフも、ファンも、
置いてけぼりにしていい立場の人間じゃないんだよ。
だからいいよ。もういいんだ。
🦍
🍆さん…
🦍
何、言ってるんですか?
🍆
つまりね、
🍆
消えるのは
🍆
俺一人でいいよ______。
そう言ってナイフを首に強く押し当てる。
目を瞑り、全てを受けいれた表情で
涙を1つ、ツーっと流して。
首から赤いものが流れてきた。
ぐっと、左から右に動かす。
🦍
🍆さん…ッッッッッ!!!!
僕の声も届かず
🍆さんは首を切った






