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テラーノベル(Teller Novel)

美空

うぅ………

光が僅かに見えるほうへ

今更ながら水泳を習っていた

その感覚を思い出しながら泳ぐ

水を掴んで、思い切り上に―

美空

はぁ……はぁ……

水の中から出てきた

美空

ここは……?

まだ四角い世界

少し元の世界に帰れると思っていた

ちょっとショックだ

美空

川かな……?

腰にかかる水の流れ

私は川に落ちたようだ

美空

寒っ……

気温の感覚はあまりないが

川の中であったからか

かなり寒かった

大きな川の川岸まで行くと

美空

これは……?

美空

家?

家のような建物があった

どちらかと言うと小屋かもしれない

そんな小屋から音がする

美空

だ、誰……?

ガチャリ

結花

美空?

美空

ゆ、結花!?

結花

美空〜!!

結花

ちょっと〜美空がきたよ〜

美空

え、ってことは…

美空〜!!

加奈子

やっと会えた〜!

舞衣

美空〜

ねぇ、寒かったでしょ

早く入りなよ

そう言われて小屋に案内された

美空

え……

中は思っていたより広かった

再現度も高く私の家のようだった

奏多

お、美空ちゃん

奏多

落ちたよね?

美空

そ、そうだけど……

いきなり聞かれて驚いた

典人

僕最初に落ちてさ……

典人

そしたら川でラッキーって

典人

だから川岸に家を建てて

典人

取り敢えず過ごしてたら

典人

どんどん落ちてきて……

典人

ここはあの村と違って

典人

地面があるから

典人

凄く楽なんだよね〜

美空

そうだったんだ!

ようやく分かった

落ちてきた先は地面があったけど

川があったから奇跡的にみんな助かり

小屋を建てて過ごしていた

どうやら最初にいた場所が

天空だったらしく

これで私が言ったゲームの世界と

そっくりになった

むしろゲームの世界に迷い込んだ

そう言っていいかもしれない

浩介

いやー全員集合したなぁ〜

浩介

これからどうするのさ

隆二郎

確かこれから世界を跨ぐ……

隆二郎

とかじゃなくて?

隆二郎

なんか闇の王を倒すとか何とか……

結花

確かゲームの内容はそうだったよね?

美空

うん。

美空

倒さなきゃいけないと思う

美空

だけど大変なの

美空

これからいっぱい冒険しなきゃ

美空

難しいと思う

嘘……

加奈子

大丈夫なの?

美空

現実世界とはリンクしてなきゃいいけど……

美空

大丈夫だと思うよ〜

奏多

ほんとかよ……

嘘だ

実際は凄く不安だ

なんてったってそのゲーム

最後までクリアするのが難しいから

かなりの時間がかかる

それに言えない

命の危険があるだなんて

私がやっていたゲームでは

ゲーム内で死ぬことは当たり前だった

だから言い出せない

もしこの世界に海晴がいるなら

もう、生きてないかも、

なんて―

浩介

取り敢えず倒そうぜ!

典人

難しいんじゃなくて?

浩介

それでこそやるんだろ!

浩介

ほら、

浩介

みんなでここを脱出しようぜ!

舞衣

うん!

浩介

じゃあ……

浩介

みんなで……

ファイトォォォォ!!

闇の世界で、君を探して

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