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花信風 (かしんふう)
寒さが残る季節から次第に暖かくなる 春の季節を知らせる風。
氷野天花
試験終わったで
私も昨日終わったよ〜。 とりあえずお疲れ様!
2月初旬。
北くんからのメールで 私は洗い物をする手を止めた。
試験が終われば 後は結果を待つ事しかできない。
ということで、 私はお菓子作りに励んでいた。
そう、もうあと4日後には バレンタインなのだ。
と、メールに続いて着信があり、 通話ボタンを押す。
氷野天花
友達
友達
氷野天花
友達
友達
氷野天花
友達
友達
友達
氷野天花
友達
友達
4日後、バレンタイン当日。
なんとか北くんと会う 約束を取り付けて、
友達と共に作ったお菓子を持って 私は公園に来ていた。
私と北くんの最寄りのバス停の
ちょうど中間地点にある 公園に呼び出したのだ。
北信介
氷野天花
氷野天花
北信介
北信介
氷野天花
なんて雑談を挟みつつ、 落ち着かないので本題に入った。
氷野天花
氷野天花
ドウゾ、なんて ガチガチに緊張しながら
紙袋を差し出す。
なんて言おうか考えていたのに、
いざ北くんを目の前にすると 頭が真っ白になった。
北信介
受け取ってくれたけど、
北くんの表情からは 何も読み取れない。
手作りとか重かったかな? と不安に思っていると、
北くんは 閉じていた口を薄く開いた。
北信介
氷野天花
北信介
言ってからハッとしたのか、
珍しく焦ったように 首を横に振る北くん。
氷野天花
北信介
氷野天花
思い切って言うと、 北くんは少し瞳を潤ませた。
呼吸ひとつでさえ 白い息となって伝わってくる。
北信介
北信介
紙袋に向けられた北くんの表情は
真綿のように優しかった。
コメント
9件
あー!今回もめっちゃいいですー!思わずニヤニヤしちゃいました(笑)、今回告白するのかな?と思いきやしないのちょっっとピュアすぎませんかっ!?かぁいいですねぇ…やっぱりてまりさんの作品は焦れったくキッパリとはば広いジャンルがあって本当に大好きです!ありがとうございます!これからも応援します!
花信風、春の季節を知らせる風からこのお話ってもう天才すぎるよてまちゃん😻 天花ちゃんにももうすぐ春が訪れるっていう訳ですね⁉️⁉️ バレンタインを好きな人に作りたい人生でした。🥺 天花ちゃんお菓子作りも出来るの尊敬すぎる🤦🏻♀️💖 最近雨多くて、気持ち落ち込んでたけどめろにもてまちゃんという春が訪れました😘😘
遅れちゃった…!! 今回も凄かったです!!!! 口角取れかけました…