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無那
ボランティア活動から一夜明け、 時刻は午前9時。
私はレイラさんの会社に 向かって歩いていた。
無那
そんな幻想を抱きながら 歩いていると、不意に何かと 正面衝突をしてしまった。
無那
???
私は何とか足で踏ん張り 倒れなかったが相手はぶつかった 衝撃で尻餅をついてしまった。
無那
声を掛けた相手をよく見ると 少し破れた制服を着ている 中学生くらいの少女であった。
???
彼女はスカートについた汚れを 手で落としながら言った。
???
無那
???
無那
私は一旦彼女を落ち着かせ、 話を聞いてみることにした。
彼女の名前はアヤちゃん、 中学生1年生だ。
彼女は友達と遊びに行った帰りに 覆面の男達に倉庫のような場所へ 監禁されたという。
そこで友達が男に暴行されている 隙を見て助けを呼びに 抜け出して来たのだという。
アヤ
無那
無那
無那
無那
アヤ
無那
某倉庫
アヤ
無那
中は薄暗く足元は鉄パイプや 角材などが転がっている。
私達は慎重に歩を進め、 怒鳴り声の聞こえるエリアまで 彼女と向かった。
無那
無那
無那
どうにか穏便に済ませようと あれこれ策を練っていると 突然彼女が声を荒げた。
アヤ
無那
すると金髪のチャラ男感 溢れ出る男が振り向き こちらに近づいて来た。
タクヤ
そう言って男はポケットから 注射器を取り出すと アヤちゃんの腕に刺した。
アヤ
男はアヤちゃんに何かを 注入すると彼女は恍惚とした 表情になり悶えだした。
無那
タクヤ
無那
タクヤ
無那
タクヤ
タクヤ
タクヤ
無那
タクヤ
タクヤ
無那
タクヤ
すると男は彼女に注射したものを 私の目の前にチラつかせた。
タクヤ
無那
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
そう思いながらも身体が硬直して まったく言うことを聞かない。
無那
無那
心の中で全力でそう叫ぶと 同時に目の前の男が 弾き飛ばされたのが分かった。
無那
それは突然の出来事で 私の頭が追い付かなかった。
無那
その時、私の腕をグイッと 誰かが引っ張った。
???
無那
私はその人に連れられ 倉庫を飛び出した。
???
ポイッと渡されたのは 黒いヘルメットだった。
無那
???
その人は青いバイクに跨り 私を見て言った。
無那
私は急いでヘルメットを被り その人の後ろに乗った。
???
無那
するとバイクは私の言葉を 掻き消すように急発進した。
無那
無那
私の声を轟かせるように バイクは街中を疾走したのだった。