俺が桃の国を燃やした次の日
また何時もの日常に戻る
ゴーン、ゴーン、と近くの鐘が鳴り響く
マサイ
マサイはこの時間が好き
ぺけたん
と、短めに言うと
マサイ
と、喜ぶ。俺はこの顔が好き
だからマサイにはずっと笑って欲しい
マサイ
ぺけたん
そう言って、俺はブリオッシュを取りに行った
でも、時間は少なくなっていった
村の方では村人達が叫んでいた
中心に居たのは黄色の鎧を着けた一人の男
ンダホ
「おぉーーーー!!!」
と、王子を倒す気満々だった
それを知らせるためマサイの所へ行った
ぺけたん
マサイ
と、小さな声が聞こえた
ぺけたん
マサイ
と、泣きながら言ってきた
俺はマサイに死んで欲しくないから小さい頃の記憶を 頼りにマサイにこんなことを話した
ぺけたん
マサイ
ぺけたん
マサイ
ぺけたん
マサイ
マサイはまだ分かっていなかったが早くしないと 彼らが襲ってくる
ンダホ
徐々にタイムリミットが近付いていく
ぺけたん
そう願いながら俺はマサイと共に走るのであった