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愛のカタチ～赤いライラック編～

第20話 - 第20話

326

2025年03月29日

#ご本人様には関係ありません

#Mrs. GREEN APPLE

#歪んだ愛

#束縛

#センシティブ

#奪い合い

猫林檎🍏

元貴

～心の声～
ん～⋯なんでごまかしたのかな？
えっ？！もしかしてなにか言えないような仕事してるとか⋯じゃないよね？！(⑉･̆-･̆⑉)いかがわしいお仕事とか⋯なわけないか？！でもなんか急に慌てたしな⋯(もんもんと考える元貴)

〇〇

もっくん、歯磨き終わったよ！(歯磨を終え戻ってきた)

元貴

⋯⋯(⑉･̆-･̆⑉)

〇〇

⋯⋯？？もっくん？？(何やら複雑な顔の元貴の顔を覗き込む)

元貴

ん⋯？あっ！終わったの？僕も磨いてくる！(ふと我に返り歯磨きをしに行く)

〇〇

うん⋯？？

〇〇

もっくんどうしたのかな？？(コップのお茶を飲み元貴を待つ)

〇〇

～心の声～
なんかもっくん凄い顔してたなぁ。お仕事のことでも考えてたのかな？大変なお仕事だしきっと何かあるんだろうなぁ。
(ソファにパタッと横になり元貴を待つ間に眠ってしまう〇〇)

しばらくして元貴が戻ってくる。

元貴

〇〇～おまたせ。ごめん、考え事しながら歯磨きしてた⋯ら⋯？？(〇〇を見るとすやすや寝ている)

元貴

〇〇⋯？？寝てる。
～心の声～
はっ！！もしや今チャンスなんじゃない？！〇〇のお仕事を探るチャンス！！
(元貴はそっと〇〇のかばんを開けて中をさぐった)

元貴

筆記用具に化粧ポーチ⋯怪しいものはなんも無いな⋯(ふとかばんの横の手さげカバンに目が向き、中を見ようとした時⋯)

〇〇

んっ⋯っ(目を覚ますと自分のカバンの近くに元貴が居る)もっくん⋯？戻ってきたの？

元貴

∑(O_O；)ビクッ

元貴

あぁ、今戻ってきた！(すぐにカバンから離れた)ごめんね、遅くなっちゃって。寝よっか？

〇〇

うんっ！(元貴と一緒に寝室に向かった。)

2人はベッドに横になり、お互いスマホのアラームをかけたりをすませて布団をかけた。

〇〇

もっくん⋯

元貴

ん？なに？(〇〇の方を向いて返事をした)

〇〇

⋯だいすきっ♡(元貴の目を真っ直ぐ見て好きを伝える〇〇。)

元貴

んっ♡僕も〇〇の事すっごく愛してるよ♡(〇〇を抱きしめた)

〇〇

⋯もっくん⋯あったかいっ///(ぎゅっと元貴に抱きつくと無防備にうとうとし始め眠った)

元貴

〇〇は本当に可愛いなー⋯(眠る〇〇を見てるとだんだん眠くなり抱き合いながら2人で眠りについた。)

外が明るくなり、〇〇のアラームがなる。

〇〇

んっ⋯(アラームを素早く止めて元貴の様子を見るとまだ眠っている)

〇〇

ふぁ～っ(眠たい目をこすりながらそっとベッドを抜け出し洗顔と歯磨きをすませキッチンでお弁当の準備を始めた)

〇〇

もっくんが起きたら食べられるようにもっくんにも作っておこうかな♡(2人分のお弁当を手早く作り仕事に行く支度をし始めた)

〇〇

もっくんにメッセージかいとこっ♡
(作った朝食とお弁当に可愛い猫の形の付箋に『起きたら食べてね♡』と書いて貼り残した。)

〇〇

今日は忙しくないといいなぁー⋯でも休み明けだからバタバタするかなー。(軽くメイクをしながら髪をまとめて着替え支度を済ませた。)

〇〇

よし、まだ少し早いけど⋯もっくんにゆっくり寝てもらいたいし出ようかなっ。(昨日元貴に渡された合鍵を取り出し、玄関を出て鍵を閉めた。)

元貴

(´-﹃-`)Zｚ…

パタン⋯ガチャッ

元貴

んっ⋯⋯(´-﹃-`)Zｚ…

元貴はすやすや眠っている。

仕事に向かう〇〇

〇〇

今日お天気良いなぁー♪(カバンからイヤホンを取りだし、スマホに接続させ音楽を聴きながら歩き出した。)

〇〇

～心の声～
あ～やっぱりもっくんの歌は元気出るなぁ～♡(職場までの道のりをMrs. GREEN APPLEの曲を聴きながら歩いた。)

マンションから歩いて30分ほど⋯まだ新しい綺麗な外観の建物⋯そこが〇〇の職場だ。

〇〇

えっとセキュリティの鍵は⋯あった！！

〇〇はセキュリティを解除し中へ入った。

〇〇

ん？電気ついてる。もう誰か出勤してるのかな？(中には1人の女性がいた。)

〇〇

あ、水野先輩！おはようございます！

水野

あら、〇〇ちゃんおはよう！今日はずいぶん早いのね！？

〇〇

あー、ちょっと早く家を出たら思いのほか早く着いてしまって⋯

水野

そうだったの？！でもありがたいわ！ちょっと手伝って欲しいんだけどいいかしら？

〇〇

あ、はい！すぐ着替えてきます！(急いで更衣室に向かった。)

水野

焦らなくて大丈夫だからね！

〇〇

は～ぃ！

〇〇

ふぅ～なんかやる事大変そう。早く来てよかった！(そう言いながら手提げから制服を出して着替え始めた)

〇〇

そろそろ新しい制服に買い直そうかな？(あれこれ考えながらも着替え終わりロッカーを閉め先輩の待つ場所へ向かう)

〇〇

水野先輩！お待たせしました。

水野

あ、ありがとうね！そしたら問診票が全然ないから刷って貰える？私アルコール消毒補充してくるから！

〇〇

承知しました。(パソコンで問診票の印刷処理をして受付周りの環境整備を始めた)

〇〇

～心の声～
そういえば昨日の夜もっくんにお仕事聞かれてごまかしちゃったな(•ᴗ•; )
別に隠す事じゃないし、ただの病院の受付事務だしいいんだけど⋯なんか言えなかったんだよなぁ⋯(•ᴗ•; )
まぁ次聞かれたら言えばいっか！！

その後も一緒に働く受付スタッフや看護師・医師が出勤し、定刻で病院が開いた。院内は開くと同時に患者がパタパタと来院し、スタッフは忙しく動き回る。

水野

〇〇ちゃん、やっぱり今日も忙しいわね。さっき問診票多く刷ってくれててよかったわ！

〇〇

本当ですね。今時期的にも体調崩される方も多いですからね。

水野

そうねー。季節の変わり目は特にね。
小さいお子さんもここ数日増えてるものね。

〇〇

そういえばそうですね。今なにか流行ってるのかな( ･᷄-･᷅ )

時計に目をやると12時をさしていた。

〇〇

～心の声～
もう12時か⋯もっくん起きたかな？お弁当気づいてくれたかな？

一方少し前⋯元貴はアラームで目を覚ました。

元貴

ん～⋯⋯(´-﹃-`)Zｚねみぃ⋯(寝返りをうつと〇〇がいないのに気づいた)

元貴

ん？あれ？！〇〇？？ってそうだ、仕事って言ってたや。(元貴は身体を起こし洗面所でうがいをし身支度を整えるとリビングに向かった。)

元貴

ふわあぁ～⋯まだ眠い。(テーブルにある朝食とお弁当に目が向いた)ん？！〇〇作っておいてくれたんだ？！(嬉しそうににこにこすると付箋のメッセージを見てさらに嬉しそうににやにやしながら朝食をすませた。)

～♪♪♪～ (元貴のスマホが鳴った)

元貴

ん？マネージャーだ。もしもし、おはようございます。

マネージャー

あ、大森さんおはようございます。起きてらっしゃったんですね。

元貴

うん、起きてたよ。何時に迎えに来てもらえるんだっけ？

マネージャー

今藤澤さんと若井さんを迎えに行く途中ですので、11時50分くらいにはそちらに着きます。

元貴

わかった。じゃあその位には降りときます。

マネージャー

よろしくお願い致します。

電話を切ると食べ終えた皿を片して着替えを済ませお弁当を持って駐車場へ降りた。

元貴

〇〇の作ってくれたお弁当楽しみだなぁ♡(時間通りに車が到着し、全員を乗せスタジオへ走り出した。)

元貴

おはようございます！

涼架

もときおはよー！！

滉斗

おーおはよう！

元貴

昨日録り直しどうだった？

涼架

いやーなんだかんだ長くなってさー(><)

滉斗

ね、大変だったね。

元貴

そうだったの？！

3人が話していると車は信号待ちで停止した。

元貴は窓の外に見える景色を眺めていると、病院からお年寄りが出てきたのが見えた。

元貴

～心の声～
ん？こんなとこに病院あったっけ？建物綺麗だから新しいのかな？？(そんなことを考えながら見ているとお年寄りににこにこしながら話しかけるナース服を着た〇〇が目に入り飲んでたお茶を吹いた)

元貴

ぶふっ⋯⋯！！？

涼架

え、何？！もときどうした？！大丈夫！？

滉斗

おーなになにどしたの？変なとこ入った？

元貴

ゴホッゴホッ⋯ごめん変なとこ入った⋯
～心の声～
え？！〇〇！？だよね？？え！？見間違い？！いや間違いなく〇〇だったよね！？Σ(ﾟДﾟ υ) え？！なんで！？

涼架

大丈夫？

元貴

うん。

車が発進して見えなくなり、スタジオに着いてもさっき見たのが本当に〇〇かが気になりモヤモヤしていた。

元貴

～心の声～
ダメだ⋯気になる。
仕事早く終わらせて帰って〇〇に聞こう。

ーNextー

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