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(o;ω;o)
夏の青空に願ったのは
彼女と会いたい
と言う我儘
僕は、いつになったら彼女を忘れられるんだろう……
毎日彼女と歩いた通学路
昔はいつでも通えた道
今は通えない道
彼女と同じ教室で、時を過ごした
彼女がいなくなった今では、空っぽで空虚な箱のようなものだ
毎日、こっそり鍵を持ち出して
[二人だけの空間だね]
と、無邪気に笑った昼休み
[ただいま]
そう呟いて、
母は
[おかえり]
と出迎えてくれた
馴染みのある、自分の部屋
いつも、ここでだらけたり
たまには勉強もしたり
日常の中に確かに存在した部屋
彼女は、いなくなった僕を許してくれるだろうか
亡くなった僕のことを
許してくれるだろうか
二度と叶わない願いを呟いてしまった事を
許してくれるだろうか……
なくなった日常は
もう、二度と戻らない