第2話になります!!
注意は前回と同様です!!
報告されませんよーに🙇🏻♀️
るぅとくんside
るくん
りぬくん
るくん
りぬくん
るくん
僕らは映画を見終わり、 近くのファーストフード店に来た
ブッブー
突然机の上に置いてあった りいぬの携帯が音を立てた
りぬくん
りいぬは口にポテトを咥え、 スマホの液晶を覗き 目を見開いて数回瞬きをした後 再びスマホを机に置いた
るくん
りぬくん
るくん
僕にはさっぱり意味が分からなかった
誰からの連絡でどんな内容だったら 返信を無視する選択になるか 僕は必死に考えた
るくん
りぬくん
るくん
りぬくん
りぬくん
どんなに仲良くても どんなに長い時間過ごしてきても 素直に大好きと伝えられると照れる
りぬくん
りぬくん
るくん
りぬくん
こうやってりいぬと笑って話す時間は 僕にとってかけがえのないもので すごく救われている
中学生の頃
生徒
生徒
ドンッ
僕は毎日校舎裏に呼び出され 誰にも気づかれず 殴られ続ける日々を送っていた
るくん
生徒
ドカッ
僕は壁に叩きつけられた
るくん
痛くて苦しい
一体僕はなんで謝っているんだろう
何のために生きているんだろう
こんな毎日が続くなら
いっその事
るくん
泣くことも出来なくなった
もちろん笑うこともない
全てがどうでもよくて 大切なものなど何一つないと思った
だけど、 ぼくの隣にはヒーローがいた
りぬくん
りぬくん
生徒
りぬくん
りいぬは満面の笑みで 男の目を見つめているが
目だけは笑っていない
生徒
ドカッ
りいぬは思い切り お腹を殴った
りぬくん
男はお腹を抱え立てずにいた
るくん
あんなに小柄なのに やることは大胆だ
りぬくん
さっきまでのりいぬとは 別人のように華奢な体を震わせ 僕を強く抱きしめて泣いていた
それからというもの りいぬは僕の傍を離れず 毎日一緒に過ごすようになった
るくん
りぬくん
僕が今こうして 生きているのだって 全部りいぬのおかげなんだ
るくん
りぬくん
るくん
るくん
りぬくん
りぬくん
くしゃっと笑って 僕を見つめてくる姿は 映画で見たヒーローより 何倍もかっこよかった
りいぬと解散する頃には 外は真っ暗でいくら着込んでいても 体は冷えきっていた
りぬくん
るくん
僕らは軽く言葉を交わし いつもの十字路で手を振った
るくん
手は凍るように冷たい
「あれ、るぅとくんじゃん!!」
急に名前を呼ばれ、 驚いて振り返った
るくん
ころ先生
るくん
まさか会えるなんて思っていなかった
胸が高鳴って 全身が脈を打っている
ころ先生
眉毛を八の字にして 困ったように笑いかけてくる
るくん
ころ先生
先生といると思い通りに 話せない
本当はもっと話したい
そばにいたい
それなのに
るくん
ころ先生
何故か素っ気なく冷たい態度に なってしまう
ころ先生
るくん
ころ先生
るくん
ころ先生
るくん
るくん
ぎゅっ
突然の事で何が起こったか 分からなかった
るくん
僕は先生の腕の中にいた
ころ先生
ころ先生
ころ先生
ころ先生
るくん
ころ先生
ころ先生
ころ先生
僕の体からそっと離れ 目を見つめたまま 手を握る
ころ先生
優しい目をしてふわっと笑う
るくん
ころ先生
るくん
遡ること約1か月前
僕はいつも通り昼休みに 音楽室を訪れた
るくん
るくん
ピアノの上に1冊のノートが置かれていた
るくん
ただの授業ノートだと思い 軽くページをめくった
るくん
そこには、生徒の好きなことや いい所が沢山書いてあり、 その日の反省のようなものもあった
すぐに誰のものか分かった
数日前に学校に来て 誰からも好かれている あの先生しかいなかった
確かに歳も若くて顔も良い
しかし好かれる理由は それだけじゃない
生徒一人ひとりを理解する為に ノートいっぱいにまとめたり
一日の反省をして次の日に ちゃんと目標を達成する
そういう表には見せずに 裏で努力できる人だからこそ
人から好かれるのだろう
ガラガラッ
るくん
急にドアが開いて、 僕は急いでノートを閉じた
ころ先生
ころ先生
僕は先生にノートを渡した
ころ先生
キラキラした笑顔を 僕に向けてくる
素敵な人だと心から思った
ころ先生
るくん
るくん
ころ先生
るくん
ころ先生
初対面だったのに 冷たいことを言ってしまったと 今でも反省している
それに、中身は見てないと 嘘をついてしまった
るくん
ノートを渡す時に軽く当たった 手が冷たかった
ころ先生
ころ先生
嘘をついた罪悪感から お詫びとしてポッケに入った カイロを渡して 僕は音楽室を出た
ころ先生
るくん
ころ先生
ころ先生
るくん
思いがけない言葉に 笑ってしまった
ころ先生
びっくりした顔をして 僕を見てくる
ころ先生
ころ先生
るくん
僕は恥ずかしくなって 下を向いた
ころ先生
るくん
僕は逃げるように 足早に坂を下る
るくん
ころ先生
るくん
ころ先生
数メートル離れた距離にいる 先生の方に向き直り
るくん
ころ先生
ころ先生
るくん
ころ先生
るくん
僕は満面の笑みで 先生に手を振った
早く明日になって欲しいと 切実に願った
コメント
15件
フォロー失礼します
フォロー失礼します🙇♀️
とても最高過ぎますo(≧ꇴ≦*)o フォロー&ブクマ失礼します。