注意事項は前回同様です
ハート下さったり コメント下さったみなさん 本当にありがとうございます!!
こんな下手くそな物語でも 読んでくださって嬉しい限りです
良ければ、3話も 読んで見てください!!
では、どーぞ!!
次の日の朝
るくん
りくん
申し訳なさそうな顔をして 走ってくるりいぬは 男の子と思えない程可愛かった
るくん
りくん
るくん
るくん
りくん
たわいもない会話をして 僕らは学校に向かった
学校に着き、上履きに履き替え 1年生の僕らは最上階まで 階段を登る
さ先輩
さ先輩
りくん
急に背の高く顔の整った 男の人がりいぬの肩を組む
上履きの色から3年生 だということが分かる
さ先輩
るくん
さ先輩
りくん
さ先輩
るくん
りくん
さ先輩
僕が戸惑っていると 上から3年生の担任のジェル先生が 階段を降りてきた
ジ先生
さ先輩
ジ先生
さ先輩
さとみ先輩は気だるそうに 返事をした後、ジェル先生に 職員室へ連れていかれた
りくん
るくん
りくん
りいぬは嬉しそうに呟いた
おまけに鼻歌なんか歌って 僕と手を繋ぎ腕を振っている
るくん
ついつい口から本音が零れてしまった
りくん
明らかに動揺していて 僕は笑った
るくん
るくん
僕が言いかけたところで また1人、目の前に先生が現れた
りくん
りいぬは誤魔化すように 元気に挨拶をしている
ころん先生
ころん先生
今日もいつもの太陽みたいな 笑顔で挨拶をしてくる
ドキドキして上手く話せない
るくん
生徒
生徒
僕の声はすぐにかき消されてしまう
ころん先生
ころん先生
生徒
ころん先生
そう言って女の子の 頭を撫でる
さっきまでドキドキと脈打っていた 僕の心臓はズキズキと痛みに 変わっていった
僕は階段を駆け上がり 教室に向かった
りくん
周りが見えなくなって りいぬを置き去りに してしまっていた
るくん
分かりやすい嘘をついたが りいぬには通用するはずもなかった
りくん
りくん
りくん
キーンコーンカーンコーン
りいぬがなにか言いかけたところで チャイムが鳴り ななもり先生が教室に入ってきた
なな先生
なな先生
なな先生
相変わらずななもり先生は 優しくて朝からみんなを元気づけている
なな先生
HRが終わり、 1時間目の教科を確認する
るくん
るくん
僕が今1番受けたくない授業
いつもなら嬉しいのに
るくん
りくん
僕は授業準備をやめて 保健室に向かった
お腹が痛いという適当な 理由をつけて僕はベッドに 横になった
るくん
1人になった瞬間 涙が溢れ出した
ガラガラッ
突然保健室の扉が開く音がして ドタバタと足音がする
その足音は徐々に近づいてきて
ジャッ
目の前のカーテンが 勢いよくあいた
ころん先生
ころん先生
息遣いが荒く 走ってきたことが伝わる
るくん
ころん先生
僕は首を横に振る
ころん先生
先生は自分の服の袖で 僕の涙を拭った
ころん先生
にこっと笑って 僕の隣に腰掛けた
るくん
ころん先生
るくん
僕は驚いて、大きな声を出してしまった
ころん先生
ころん先生
少し真面目な顔をして 僕の方を向く
ころん先生
るくん
ころん先生
ころん先生
るくん
ころん先生
ころん先生
ころん先生
ころん先生
伝えたいこと
僕が我慢して言えなかったこと
るくん
ころん先生
同時に口を開いた
ころん先生
先生は笑いながら僕に 問いかけた
ころん先生
るくん
頭の中で言葉をまとめる
一語一語言葉を選んで
るくん
朝、先生と女の子が仲良さそうにしているのを見た時にあの場から離れたのは
先生にも大事な人が 沢山いるって分かったから
僕は先生に近づきたい
だけど、僕のせいで先生が 誰かに嫌われたり傷つけられるのが
怖くて、近づけない
正直浮かれていた こんな僕だけど関わっても いいんじゃないかって
だけど、違った
あの女の子は僕の方を 少し見て睨んできた
るくん
ころん先生
るくん
るくん
大事な人を守りたいから 僕は1人でいるべきなんだ
りいぬだって僕のせいで 悪口を言われていたのを 何度も聞いた
自分が言われるよりも 何倍も傷ついた
その度にりいぬから離れようとしたけど りいぬは僕のそばを離れなかった
生徒
生徒
生徒
生徒
名前も覚えていないクラスメイトの 2人は僕に聞こえるように 大きな声で話していた
るくん
我慢できず、2人に向かって 僕なりのせめてもの反抗をした
生徒
生徒
2人は僕の話など全く聞かず 教室を出た
悔しくて悲しくてたまらなかった
こんなに大切な人を悪く 言われることが辛いなんて
何も出来ない自分が惨めで
情けなかった
りくん
りくん
日直の仕事を終わらせ りいぬが教室に戻ってきた
るくん
るくん
るくん
僕はわざとりいぬを 突き放した
僕から離れてもらうためには 僕を嫌いになってもらうしか 方法はないと思った
りいぬの顔は見れなかった
どんな顔をしているだろう
怒っているのか、 悲しんでいるのか、 僕は想像することも辛くて出来なかった
しかし、りいぬは 僕の言葉とは裏腹に、
りくん
りくん
ぎゅっ
そう言って僕を強く抱きしめた
りくん
りくん
僕は涙が止まらなかった
こんなにも優しい人を 僕自身が傷つけていることが やるせなかった
ころん先生と関わったら ころん先生も同じ羽目になる
考えるだけで胸が苦しくなる
だから
るくん
それが僕に出来る ころん先生を守る最善策だ
ころん先生
るくん
ころん先生
るくん
ころん先生
ころん先生
ころん先生
ころん先生
ころん先生
るくん
ころん先生
りいぬもころん先生も いなくなっちゃうなんて嫌だ
るくん
ころん先生
ころん先生
今まで僕なんかが 生きていてもいいのか悩んでいた
でもほんの少しだけ自分の存在を 自分で認めてあげられた気がした
ころん先生
ころん先生
ころん先生
ころん先生
るくん
ころん先生
ころん先生
ころん先生
るくん
ころん先生
自信満々に言いきった後、 先生は大事なことを思い出したかのように 僕に告げた
ころん先生
るくん
急に関係ない話をされて 僕は驚いて少し考えた
るくん
ころん先生
この質問が何を意味するのか さっぱり分からなかった
僕が少し考えていると 先生は恥ずかしげに口を開いた
ころん先生
ころん先生
るくん
ころん先生
るくん
僕の頭じゃ到底理解出来なそうだった
数学の問題の方がまだ解ける
ころん先生
ほっぺを膨らまして 不貞腐れている先生の横で 僕はずっと頭を抱え悩んでいた
ころん先生
ちゅっ
先生はいたずらげに笑って 僕の頭にキスをした
るくん
僕はますます混乱して 頭がパンクしそうだった
ころん先生
るくん
僕が聞き返すと先生は 顔を真っ赤にして手で顔を隠した
ころん先生
僕は逃げるようにベッドから 立ち上がった先生の腕を引っ張り
ちゅっ
お返しのキスをほっぺにした
るくん
ころん先生
先生は苺のように 顔を赤らめている
るくん
ころん先生
先生は急に俯いて そっと僕に話しかける
ころん先生
るくん
そう言うと不安げな表情が 一気に満天の笑顔に変わる
可愛くってつい 笑みがこぼれる
ころん先生
るくん
ころん先生
るくん
るくん
ころん先生
るくん
ころん先生
ころん先生
るくん
ころん先生
ころん先生
先生は必死に僕に しがみついてくる
るくん
るくん
笑いを堪えきれず 吹き出してしまった
ころん先生
ころん先生は何か言いかけて ハッと我に返ったように黙る
ころん先生
るくん
ころん先生
るくん
僕は先生を問い詰めると
ころん先生
と、真面目に答えた
るくん
ころん先生
ころん先生
るくん
先生はじゃあね、と笑顔で 手を振って教室に戻って行った
僕はさっきまでのことを思い出して 高鳴る胸を必死に抑えていた
僕の甘酸っぱい青春が 始まろうとしている
コメント
12件
フォロ失です!
ブクマ失礼します
えっこれ続きあります!!???? ありますか?マジ見たい