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兄と私の禁断の恋っ!6

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兄と私の禁断の恋っ!6

1 - 兄と私の禁断の恋っ!6

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2019年10月21日

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バイバイっ!

.....

夕日が登り静かに私たち 体を撫でるように照らしている。

そんな中、夕日のように私たちも静かに 並んで歩いていた。

なぁ、

あそこのベンチで待ってて

すぐ戻ってくる。

は、はい

お待たせ。

はいこれ、

それは透き通ったコップに入った、ライトシアン色で 落ち着く色だ。

これ、は?

微笑みサイダー。

初めて聞きましたっ!

俺の手作りだぜ?

手作り?

あぁ。俺、バイトでレストランで働いてて...

何を混ぜれば美味しくなるかとか...分かるんだよ

ほら。微笑みサイダー。

お前が笑わねぇから。

なっ!失礼ね

ははっwまぁ飲めよ

う、うん。

ゴクコクッ

っ!

飲むと口にサイダーの香りが広がって、 口の中でしゅわしゅわと音をたてて泡がたつ。 あぁ、これが青春か... なんてははっ、と微笑んだ。

お、美味しいですっ!

すごいっ!

ほら。微笑んでる。

お前って子供みたいにくしゃっと笑うんだな。

////

いいことだよ。

俺のことどう思ってる?

っ....

なんで黙ってんの?

だっ、だってっ.....!

元はと言えば先輩が....

分かってる。

元はといえば俺が脅して無理やり彼女にさせたから、

怖いんだろ...

はいっ....

俺でも今思えばそりゃ悪りぃと思ってる。

けどさ、

あの時の俺は

お前に振り向いて欲しかっただけなんだ。

え.....?

俺はずっと桜に片思いをしてた。

そんな片思いから逃げ出したくてな...

俺は無理矢理振り向かせようとしてしまった。

もちろん....!

本当悪かった。

ごめん。

(ちゃんと、反省してる...のかも。)

(それに、優しいし。)

(これも廉君を諦めることができる1つの方法なのかも。)

うん....

もう、いいよ。

私は夕日に照らされながら 竜君にあのサイダーの様に優しく微笑んだ。

さくら.....

だから、もうそんな悲しい顔を私に見せないで...。

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