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爆豪勝己

あ……

エア

ん?

目の前には出久がいた

爆豪勝己

デク!!

勝己は出久のほうへ向かう

緑谷出久

あ…かっちゃん!…エアさんも

爆豪勝己

…俺はてめえに助けを求めてなんかねえぞ!助けられてもねえ!1人でやれたんだ!無個性の出来損ないが見下すんじゃねえぞ!恩売ろうってか!?

エア

え…出久って゛無個性゛なの?

緑谷出久

あ……はいそうです

エア

そうだったんだ

爆豪勝己

見下すなよ!俺を!!クソナードが!!

エア

(素直じゃないな)

爆豪勝己

…んだよ

エア

いや…ううん

爆豪勝己

俺はァ喧嘩したくて今朝不良と会ったわけじゃねえ

エア

…?

爆豪勝己

おまえ不良を潰そうって考えてんだろ

エア

言葉を謹んでいうと゛不良に喧嘩を辞めてもらう゛、ね

エア

不良からヴィランに移行する人も少なくないし。もう知っちゃったから言うけど不良の中にも少なからず゛個性゛持ちはいる

エア

……まさかその私の不良に対する行動を見て手伝おうとしてくれたの?

爆豪勝己

……そうだったら悪いかよ

エア

そうだったんだ…

まったくもって気づかなかった

エア

その気持ちは感謝するよ

エア

ありがとうな

爆豪勝己

…ケッ

エア

でも勝己今日゛個性゛出したでしょ

爆豪勝己

エア

あれは反則。ルール違反に当たる。ヒーロー志望ではあるけどまだ一般人だよ

エア

それと前、不良と不良がボコし合うのはいいけど不良が一般人をボコしているのは話が違うってあったでしょ

爆豪勝己

ああ

エア

あれ逆も然りだからね。゛個性゛持ちの一般人゛個性゛を使って゛無個性゛の不良にふりかかるのはまた同じ条件

爆豪勝己

…わーったよ

エア

゛力゛だけで生きていかないこと

エア

私があんたに教えることはそれ

爆豪勝己

悪かったよ

エア

…何が

爆豪勝己

1人でヒーローになってくって言って

爆豪勝己

何年間も見てきてくれたのに

エア

いいさ

言われ慣れてる

爆豪勝己

でも___

爆豪勝己

なんでお前は俺の護衛なんだ?

エア

給料上げてもらいたいから勝己の護衛してるって言ったら確実に殺される!!!

エア

君をヒーローにさせたいからだよ

爆豪勝己

それだけかよ

エア

…今はそれしか言えない

爆豪勝己

そーかよ…

もちろん勝己をヒーローにさせたいのには理由があった

松野千冬

笑椏ちゃん!遊びに来たよ!

真杉笑椏

また来たのー!?

千冬が4歳で私が6歳の頃

千冬と私の家はすぐ隣だった

松野千冬

笑椏ちゃん笑椏ちゃん

真杉笑椏

ん?

松野千冬

笑椏ちゃんはヒーローになりたい?

真杉笑椏

うーんどうだろう

真杉笑椏

私ヒーロー向きの゛個性゛じゃないからさ

私の゛個性゛が発動日は両親に笑いかけたときだった。両親は「笑椏が笑うと私達も心がほわほわするわね」と言われそれが゛個性゛になったらしい

松野千冬

そっかぁ…

松野千冬

俺はねヒーローになりたい!

真杉笑椏

おお!

松野千冬

でもまだ゛個性゛は出てないからさ…

松野千冬

俺も早く゛個性゛出るといいな!

真杉笑椏

出るよ

でもいつになっても千冬の゛個性゛は出ることはなかった

松野千冬

俺…゛無個性゛だって言われた

真杉笑椏

…え……

その時千冬の形相は変わった

松野千冬

笑椏ちゃんのせいだよ

真杉笑椏

……

松野千冬

笑椏ちゃんが俺に「゛個性゛出るよ」って言ったから!!

真杉笑椏

確かに言ったけど…まさか゛無個性゛だとは思わなかった

松野千冬

もう、いい!!

真杉笑椏

……

ガキん時の私は「千冬の人生を終わらせてしまった」というなんとも大袈裟な考えをしていた

真杉笑椏

なら私がヒーローになって…

千冬を笑わせてあげようって思った

私がヒーローになれば千冬は笑ってくれるんじゃないかって思った

でもやっぱり違ったんだ

私が雄英高校に通い高校1年生になって千冬は中学2年生の頃

松野千冬

笑椏ちゃん雄英高校入ったんだ

真杉笑椏

…!千冬

松野千冬

なにそれ、俺を馬鹿にしようと思ったの?

真杉笑椏

違うよ

真杉笑椏

私がヒーローになれば千冬は笑ってくれると思ったから…!

松野千冬

そう簡単に笑えるかよ!!

松野千冬

自分の夢を…奪われたんだぞ?

真杉笑椏

!!

松野千冬

笑椏ちゃん…

真杉笑椏

それって…

松野千冬

俺東京卍會に入ったんだ、笑えるだろ

真杉笑椏

…!

松野千冬

俺は…不良の道を歩くから

真杉笑椏

……そっか、笑

松野千冬

!?

真杉笑椏

頑張ってね笑

千冬に初めて゛個性゛を使った瞬間だった

そこからはプロヒーローになるまで千冬に会っていなかった

でも

ホークス

これから成りうる将来有望のヒーロー…に゛護衛゛してもらう

エア

………は?

ホークス先輩にそう言われたときはちょっと゛あの時゛のことが思い出された。 もし護衛している子をヒーローにできなかったら。また私のせいにされるんじゃないかって

相手はもちろんガキで

安心したのは既に゛個性゛持ちの子だったことだ

今日から君は彼の護衛だ

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