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僕と唇物語

僕と唇物語

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僕と唇物語

♥

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2019年01月29日

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高橋三郷

今日も疲れたー!

高橋三郷

帰ったら、ゲームしよー

高倉陽介

あぁ〜、酔っちゃったな〜

高橋三郷

あ、高倉先生?

高倉陽介

あ、三郷じゃないか

高倉陽介

何してるんだ?

高橋三郷

先生こそ、

高橋三郷

てか、ベロンベロンじゃないですか…

高倉陽介

まぁな笑

高橋三郷

いや、笑えないし…

高倉陽介

てか、早く帰りなさい、お母さん心配するぞ?

高橋三郷

私は、先生が心配なんですけど…

高倉陽介

あ、ヤベ…こんな時間じゃないか…帰らないと

高倉陽介

じゃぁな

高橋三郷

はい

高倉陽介

あ…

高橋三郷

ちょ、先生!?

ドス…(倒れる音)

チュ…

高橋三郷

…最低

高倉陽介

ちょ、誤解だって!倒れて…たまたまだって!

高倉陽介

おい!三郷!

高橋三郷

…(先生のバカ!)

高倉陽介

次の日

高橋三郷

はぁ…

高倉陽介

あ、三郷…昨日はごめんな?

高倉陽介

俺が、悪かった。

高橋三郷

高橋三郷

絶対許さないから。

高倉陽介

放課後

高橋三郷

先生

高倉陽介

なんだ?

高橋三郷

…私って先生みたらどんな存在?

高倉陽介

どうしたんだ?急に

高橋三郷

どんな存在?

高倉陽介

生徒だけど?

高橋三郷

へぇ〜…

高橋三郷

昨日のは、生徒にする行為?

高倉陽介

…あれは、たまたまだって何回いったら分かるんだよ!

高橋三郷

まだ一回だけど?

高倉陽介

そ、それは…違うだろ!

高倉陽介

もう、いい加減にしろよな

高倉陽介

次は、俺も気おつけるから

高倉陽介

見逃してくれよ…お願いだから!

高橋三郷

…先生が言うなら、次はないですから。

高倉陽介

ごめんな。

一年後

高倉陽介

さぁー皆、ドッチボールしようと思う!

高倉陽介

開始!

ボコ…(先生の頭にボールがあたった音)

高倉陽介

痛った…

女の子

先生、大丈夫ですか!?

高倉陽介

み…さ…

女の子

みさ?

高倉陽介

と…

女の子

みさと?

高倉陽介

呼んで……お願い…

女の子

三郷?あ、分かりました…

女の子

三郷!

高橋三郷

何?

女の子

先生が呼んでる!

高橋三郷

私!?

女の子

うん

高橋三郷

分かった…

高倉陽介

三郷、

高橋三郷

何ですか

高倉陽介

保健室、連れてって

高橋三郷

何でわざわざ私が連れてかなきゃ行けない訳?

高倉陽介

いいから、早く…脳震盪起こすわ…

高橋三郷

はいはい、嘘は程々にね

高倉陽介

バレた?笑

高橋三郷

先生の事だし

高橋三郷

頭痛いだけでしょ?ほら、立って

高橋三郷

行きましょ

高倉陽介

痛…

高倉陽介

もうちょっと遅く歩いてくれる?

高橋三郷

だったら、1人で行けばいいんじゃないですか?💢

高倉陽介

いや、支えが必要だから

高橋三郷

はぁ…

高倉陽介

ほら、行くぞ

高橋三郷

分かってます

保健室

高倉陽介

なぁ

高橋三郷

高倉陽介

まだ怒ってる?

高橋三郷

何が?

高倉陽介

最近、話してくれないから避けてるのかなって

高橋三郷

別に、避けてないし…前の事は先生が「見逃して」って言うから、

高橋三郷

別に、あの後から気にしてないですけど?

高倉陽介

なら、いいんだけどよ

高倉陽介

なんか、ごめんな。

高倉陽介

生徒に迷惑は掛けないって先生になって決めたんだけどな…

高倉陽介

無理だったな

高倉陽介

皆にも言ってあるしね。

高橋三郷

聞きましたよそれ、一学期に

高倉陽介

約束破りだな

高橋三郷

…私は、良かったけど

高倉陽介

え?

高橋三郷

…私は、あの時ちょっと嬉しかった

高橋三郷

ちょっとだけだけどね!!

高倉陽介

え?

高橋三郷

理解してよ…先生のバカ!

高倉陽介

おい、三郷!

高倉陽介

待てよ

高橋三郷

嫌だ…

高倉陽介

待てって!

高橋三郷

嫌だ!

高倉陽介

おい!

高橋三郷

離して!

グイ…(ひっぱる音)

チュ

高橋三郷

え?

高倉陽介

嬉しいか?

高橋三郷

別に…

高倉陽介

先生さ、三郷の事好きなんだよね。

高倉陽介

先生じゃ、ダメ?

高橋三郷

…別に?

高倉陽介

え?

高橋三郷

私で良ければ…いいって事

高倉陽介

本当に?

高橋三郷

うん

高倉陽介

そんじゃ、よろしくな!!

高橋三郷

う、うん

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