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夏の海の星月夜

第30話 - 音楽の秋の冬音色①

2021年05月21日

#恋愛

#学生

#学園

#青春恋愛

#一次創作

Namakemono

バタン

音楽室の扉を閉める

夕日が差し込む

午後4時の廊下

9月27日

佐山翔

ふう、、、終った、、、、

学校では行事の中では一番大規模の

文化祭＆合唱コンクール

の準備が着々と進んでいた

声援に包まれ

緊張で息が震えている

よーいがもうすぐかかる

佐山翔

（、、、くる！）

よーい

パーン！！

一斉に走り出す

そう、今日は

体育祭である！！

佐山翔

ハアハア、、、疲れた

二年生100m走男子の結果を発表します！

放送部の声が校庭に響く

竹井

さやまっちーー！！

佐山翔

た、たけ、たけい、、、

竹井

はい！水！

佐山翔

あ、ありがとう。

水を飲む

佐山翔

結果は？

竹井

2位。やっぱりさやまっち短距離すごいね

佐山翔

一位はあいつなんだな

竹井

え？うん。なんで安心そ…

藤田琴葉

せーんぱい♡

佐山翔

えーっと、、、

藤田琴葉

え？忘れちゃったんですか？

佐山翔

こ、、こ、こと、、、

藤田琴葉

こと!

佐山翔

あ、琴美か！

藤田琴葉

違います！！

藤田琴葉

琴葉です❣

竹井

さ、さやまっち！

竹井

もうすぐ女子の部始まるから

竹井

座席戻ろうぜ

佐山翔

あ、ああ。

藤田琴葉

えー！女子なんてどうでもいいでしょ♡

藤田琴葉

ここにいるんだから！

佐山翔

は？

1年生100m走女子の部が始まります！

選手の方は待機ラインまで来てください！

佐山翔

（まずい、、、始まる）

山田真美

ねぇ。琴葉どういうこと？

山田真美

なんで先輩と喋ってんの？

佐山翔

（え、、嘘だろ）

竹井

（始まっちゃう。せっかく同じにできたのに。莉帆ちゃんが走る、、、）

藤田琴葉

あ、真美ちゃん♡

藤田琴葉

えーなんでかっていうと♡

佐山翔

ごめん俺行く

山田真美

なんでですか？

佐山翔

は？

つい、強い口調で言ってしまった

山田真美

逃げるんですか？

山田真美

私の友達あなたの事別のグループなのに

山田真美

応援してたんですよ？

山田真美

でも貴方はなーんにもしてない

山田真美

彼女に謝ってください

竹井

え？なんで？

藤田琴葉

そーよ。

藤田琴葉

竹井先輩のい・う・と・お・り♡

山田真美

琴葉もそうよね

山田真美

前はそんなんじゃなかった

山田真美

自分を閉じ込めているんでしょ？

藤田琴葉

ッ！！…

山田真美

図星かしら？

藤田琴葉

違うよ！！！！

藤田琴葉

私はただ先輩の事が…

山田真美

へぇ～そーやって先輩を振り向かせようと。

佐山翔

ごめん。早くいかないと…

藤田琴葉

じゃあ真美は先輩の事が好きなんだ！！

山田真美

え？

佐山翔

は？

藤田琴葉

そんなに必死になによ！！

藤田琴葉

先輩に気があるからでしょ？

山田真美

違う。

藤田琴葉

じゃあ誰が好きなのよ！！

風が通り抜ける

山田真美

…mま…

佐山翔

え？

竹井

え？

山田真美

一真

山田真美

井上一真

佐山翔

（や、やっべー！！）

藤田琴葉

そ！そっか♡

藤田琴葉

ごめんねー真美ちゃん♡

山田真美

…

藤田琴葉

頑張って♡

藤田琴葉

お互い頑張ろうね♡

佐山翔

あ、あのさ

月島先生

おい!お前らここでなにやってる？

月島先生

早く座席にもどれ

月島先生

もう1年生始まるし応援しろ

佐山翔

せ、先生。

山田真美

すみませんでした。

藤田琴葉

先生ー♡ごめんなさい♡

二人が戻っていく

佐山翔

先生。助かりました。

月島先生

ああ。完全に佐山死んでたから（笑）

竹井

え？！先生…

先生は言葉を遮るように

月島先生

あ、お前らも早く座席つけ

月島先生

始まっちまうぞ

よーい!

パーン！！

1年生女子100m走が始まった

先頭を走るのは

E組です！！

その後を追ってF、B、C、D、A

と続いています！

佐山翔

（頑張れ、、、）

佐山翔

（いけっ！）

周りは声に出しての応援だったが

自分にはどうしてか声には出なかった

ゴール！！

佐山翔

（2位か…）

佐山翔

（でもよく頑張った…）

佐山翔

（そんな事が言えたらな）

なんだか不思議な感覚に襲われる

佐山翔

（いや、、おかしい）

佐山翔

（俺の知る莉帆はあの速さだぞ？）

佐山翔

（なにかがおかしい）

竹井

あの子惜しかったなー

佐山翔

あ、ああ。

佐山翔

あの子なにか変だった

竹井

そうか？

佐山翔

なんか…足ひきずってなかったか？

竹井

へ？そうかな？

佐山翔

スタートダッシュの時…

月島先生

お、お前ら！

竹井

あ、先生！

佐山翔

月島先生。

月島先生

分析か？

竹井

そんな感じです

竹井

さやまっちの目すっげぇよな

佐山翔

え？

竹井

なんつーか

月島先生

その目あるから目が悪くなるんだぞ〜

佐山翔

せ、先生

月島先生

冗談冗談（笑）

月島先生

お前はバレーボール部の矛であり盾であるからな

月島先生

いつも部を励ましてくれてありがとう

佐山翔

は、はい//

月島先生

でも最近どうした？

月島先生

人間関係で上手くいってなさそうだな

佐山翔

え？

月島先生

例えば…

月島先生

あの走ってた子とか

ドキっ

佐山翔

何を言っているんですか？

月島先生

なんか翔とにたところが多い。

月島先生

あとな先生数学いろんなクラスに教えてるんだが…

月島先生

彼女だんとつで凄い。

佐山翔

そ、そうなんですか…

月島先生

（絶対夏風と知り合い…ってところか）

竹井

あ！あの子なんか保健室に…

佐山翔

やっぱり…

佐山翔

あいつ…

月島先生

（あいつ？）

佐山翔

先生ちょっとA組のやつが呼んでるんでいってきます

月島先生

お、そうか行ってこい

佐山翔

はい

俺はA組なんかにいかない

彼女が気になっているわけじゃない

と信じてるけど

なんか裏があるから

真実を知りたい…だけなんだ！

タッタッタ

月島先生

おい竹井

竹井

あ、はい。

月島先生

いや、いい。

月島先生

ごめん

竹井

は、はい…？

月島先生

あいつ俺がとったらどんな顔するかな

夏の海の星月夜

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Namakemono

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