今回は唯視点です
唯
唯
外出てたんだ。
なんであんなに 興奮してたんだろ
普段はこんな事 ないのに
唯
?
ピッタリだ!
は?
この声…
唯
俊
俊
どちら様ですか?
唯
唯
会話聞いてただろ
俊
俊
元カノがなんちゃらとか?
唯
俊
唯
事好きなの?
俊
俊
唯
俊
いいじゃないですか
唯
俊
でしょう?
俊
ないじゃないですか
唯
唯
俊
唯
俊
俊
唯
俊
俊
用事あるんで
俊
唯
俊
俊
俊
唯
そいつはゆっくりと 俺の前から消える
唯
唯
俺は足元にあった 空き缶を思い切り蹴った
唯
唯
ムカついてんだよ
唯
ー唯の家ー
唯
俺のイラつきは 収まらず
ただただ 暴言を吐くしかなかった
唯
唯
ぼっちの事気にしてんだよ!
唯
らんねぇんだ!
唯
唯
好きじゃない!
唯
唯
おもしろい奴で。
俺はただ、認めたく なかったのかもしれない
認めたら、それは 事実になってしまうから
この気持ちが本当か どうか
確かめに行こう
ー由奈の家ー
ピンポーン
由奈
由奈
唯
唯
由奈
由奈
思うんだけど
由奈
彼女さんの方に行けば?
唯
由奈
だから
由奈
ないじゃん
由奈
来ないで。
由奈
唯
その言葉は酷く俺を 打ち付けた
言いたくても 言えない気持ち
認めたくないけど 認めるしか ないのか?
由奈
扉が閉まる前に 俺はドアの隙間に足を 挟んだ
由奈
由奈
由奈
唯
由奈
由奈
ないじゃん!
由奈
唯
目を見れない
泣いてるような気がして
由奈
由奈
由奈
嫌われ者のぼっちの
告白なんて受け入れたの?
由奈
由奈
由奈
由奈
別れたくなかった。
唯
由奈
由奈
唯
由奈
いいでしょ?
由奈
唯
由奈
癖になに言ってんの?
由奈
お遊びは終わったの。
由奈
行けばいいじゃん!
一つ一つの言葉が 俺の胸に響く
俺は、何を してたんだろう
由奈はこんなに 我慢してて
こんな気持ちになってた なんて
思いもしなくて
俺、なにやってんだろ
唯
俺は彼女に電話をかける
彼女
唯
唯
唯
別れよう
彼女
彼女
唯
彼女
唯
唯
彼女
彼女
唯
唯
彼女
ピッ
由奈
由奈
つもり?
唯
唯
唯
由奈
唯
好きみたい
由奈
由奈
由奈
唯
唯
話聞け
由奈
唯
考えないで
唯
悪かった
唯
ごめん
唯
自己中な発言ばっかで
ごめん
唯
させてごめん。
唯
由奈
唯
由奈
由奈
由奈は、これ以上ない ぐらい号泣していた
それは安心からなのか 今までの事を思い出して 泣いているのか
俺には分からなかった
だから俺は 優しく抱き着くんだ
ギュッ
由奈
唯
由奈
唯
唯
由奈
由奈
由奈
繰り返すに決まってる!
唯
そんな事はない
とは言いきれなかった
もしかしたら俺はまた 傷付けるかもしれない
唯
唯
唯
唯
好きだよ。
由奈
由奈
由奈
唯
唯
証明していく。
由奈
唯
整理出来て
唯
唯
唯
由奈
唯
俺はどう振り向かせる べきか
家に帰ってじっくり 考える