めめこじ 短編🔞

舘さんのBD動画後…

しんどい

つらい

しにたい

なんやねん、ダメって。

動画中、 あんなにさっくんに引っ付いて

阿部ちゃんに近づいて、 あんなんほぼ鼻先触れとるような近さやん

やのに、俺がしょっぴーと サウナ行きそうやったら

「 ダメ 」

って…何様なんよ

自分は自由にメンバーと恋人距離感 楽しむくせに 俺には許してくれんのん？

悩みさえも打ち明けたらダメなん？

めめとのペアはどれも人気やから 需要があるんは分かるけど、

距離感は自分で考えて行動できるやろ もうしんどいわ…

横を通り過ぎるトラックに視線が釣られて 赤信号の横断歩道を見た

なんて、死ぬ勇気すら 俺には無いんやけどな

めめと住んでる家に帰ってきて すぐにソファに項垂れる

恋人っていう関係が 俺達を苦しめとるんやろか

恋人やから 俺を優先して欲しいし、 あんまり俺以外に触れんで欲しい 距離感やってもっと考えて欲しい って思ってまうんよ

ピコンッ

そのメッセージに 俺の心は遂に壊れてしまった

付き合った当初は

って言っとったくせに バカ、バカ…ばか……

静かに涙が零れていく 心が壊れたのと同時に涙腺まで 壊れてしまった

そこまで言いかけてやめた だって、めめは阿部ちゃんと飲みに行くんやから俺やってしょっぴーの家くらい行ってもいいって

しょっぴーの家に来て 少しだけ安心する

あの家は今の俺にとって しんどくて辛くて苦しい場所やったから

しょっぴーがソファに座って その横をトントンと叩くから俺はしょっぴーの隣に座った

しょっぴーは全部気づいてたんや 俺が思っとることも全部、全部…

めめが俺の事好きっていうのは 分かっとるよ、分かっとる…つもりやねん…

好きやなかったら メンバーの誘いに一々口挟んでこんしな。

阿部ちゃんもめめも悪くない それは大前提の話で。 ただこの関係がこの気持ちが

俺だけであって欲しいと 欲しがってるだけやねん…

ガタンッ

飲みすぎてしまった 頭がぐわんぐわんする そんな状態でもわかる。 康二がいる気配がしない

今日履いていた靴は無い。 まだ帰ってない…？ でも明かりは点いてるから一旦帰ってきてるのは分かってる。

それなら連絡の一つくらい 入れといて欲しいんだけど。

リビングに着くと、 ソファの上に康二の鞄が置かれていた 中には財布が入っていて、コンビニに行ったのではないと分かる

それが分かると一気に血の気が引いた スマホはないから多分康二が持ってる。 急いで携帯を取り出して、康二に電話をかけた。

不安がピークに達して、 うろうろと彷徨う足が止まらない

そういえば今日、康二の様子が おかしかったような気がする

しんどそうな、苦しそうな、 そんな感じだった

結局、朝になっても康二は帰ってこなかった。 俺は寝不足の頭でボーッとしながらソファに座った

楽屋の雰囲気はいつも通りで 康二が居なくなってしまったなんて 多分みんな知らない

ガチャ

いいかけたところでドアが開いた

…は、康二……？ なんでしょっぴーと一緒に…… たまたま？偶然？下で会ったのかも…

なにそれ、なんだよそれ、 昨日、どれだけ俺が心配したと思って…！