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テラーノベル(Teller Novel)

りう❤

お兄ちゃんから
聞いてきたけど…

りう❤

ママの声が聞こえる
ところってどこだろう?

そう言いながら辺りを見渡す。

りう❤

あ!ここから何か
声が聞こえる!

よく耳を澄ませると、 小さな声が聞こえてくる。

俺は、何か声が聞こえるところに 耳を当ててみる。

すると、誰かの声が聞こえてきた。

□く!□□! い□□□っ□よ!

アンタが□□せいで あ□□に嫌われる!

□□!お腹から□□□ってよ!

女□□んて 生まれ□□じゃなかった!!

りう❤

…?

音が籠もっているのか 何なのかは分からなかったが、 ママが何を言っているのかは 理解できなかった。

りう❤

何を言ってるんだろう…?

りう❤

女…って言う
言葉は分かったけど…

しばらく立ち止まって 考えていても分からなかった。

りう❤

…まぁ、いっか!

りう❤

ママ、待っててね!

りう❤

…そうだ!
お兄ちゃんのところに
言いに行こうっと!

俺は考えるのをやめて、 お兄ちゃんがいる部屋に戻ることにした。

りう❤

お兄ちゃん!
ただいま〜!

ゆうす💛

お、お帰り!

ゆうす💛

どうや?
ちゃんと聞けたか?

りう❤

ちゃんと聞けたよ!
だけどね…?

ゆうす💛

ん?もしかして
何かあったんか?

りう❤

う〜ん…何かね、
女っていう言葉は
わかったけど…

りう❤

他は何て言ってるのか
分からなかった…かな?

ゆうす💛

……そうか!

ゆうす💛

大丈夫や!
オマエはきっと
いつか分かるように
なる日が来るからな!

りう❤

そっか!
お兄ちゃん、
ありがとう!

ゆうす💛

どういたしまして!

りう❤

ところで…
他は何をすれば
いいのかな?

ゆうす💛

そうやな…
とりあえず、
いろんなところを
探索してみたら
どうや?

ゆうす💛

もしかしたら、
脳が見つかるかも
しれへんしな!

りう❤

わかった!
探してくる!

ゆうす💛

何か分からんことが
あったら、いつでも
聞きに来てな!

りう❤

ありがとう!
行ってきます!

ゆうす💛

行ってらっしゃい!

りう❤

トコトコ…

りう❤

う〜ん…全然
見つからないなぁ…

りう❤

あ!さっきと
違うタネさんがいる!

タネ(意地悪)

あ!来たぞ、来たぞ!

タネ(意地悪)

出来損ないだ!
出来損ないが来たぞ!

りう❤

タネさん…

りう❤

どうして俺に
出来損ないなんて
言うの…ポロッ

タネ(意地悪)

わ〜w
泣いてるよ、
出来損ないがw

りう❤

もういいや…
違うところ行こ…

人に言われて嫌なことは、 自分も人に言っちゃだめだって 知らないのかな…?

俺は諦めて、 真っ直ぐ道を進んだ。

しばらく進んでいると、 さっきとはまた違うタネさんが 倒れていた。

りう❤

あッ…!

りう❤

(どうしよう…
声を掛けるべき?)

りう❤

(でも、さっきみたいに
嫌なこと言われたら…)

りう❤

(いいや!今は
タネさんを助けないと!)

りう❤

タネさん!大丈夫?💦

タネさん

あ…あなた、は…

りう❤

どうしたの!?
何があったの!?💦

タネさん

…実は、あなた…の
お兄、さんから…
渡してほし、いと
言われ…てる、ものが
あるの、ですが…

タネさん

先に…寒くて、
干からびてしまい、
ます…お湯を、下さい…

りう❤

…お湯ってなぁに?

タネさん

…温かい、水です…

りう❤

う〜ん…?
よくわかんないけど、
見つけてくるね!

タネさん

ありがとう…
ございます…

りう❤

どういたしまして!
待っててね!

りう❤

温かい水…
温かい水…

俺は温かい水を求めて、 たくさん歩き回った。

しばらく歩くと、 壊れた水道管から水が 出てきているのを見つけた。

りう❤

あ!ここから
水が流れ出てる!

水を触ってみる。 …ちゃんと温かい。

りう❤

ちゃんとあったかい!

早速、この温かい水を 運ぼうとしたときに気が付いてしまった。

…そう、僕には腕がないのだ。

りう❤

…でも、腕が無いから
持って行けないや…

俺は困ってしまって、 その場に座り込んでしまった。

りう❤

どうしよう…
タネさん、タヒんじゃう…

少し離れたところを じっと見つめて考えていると、 何かが赤い水溜りに 浮いているのを見つけた。

りう❤

なんだろう…これ…?

浮いている物体を足でつんつんしてみる。 その物体は長くて、ぐにぐにしていた。

りう❤

これ…お兄ちゃんに
持って行こうかな?

りう❤

だったら何か
作ってくれるかも!

りう❤

よし!持って行こう!

俺はそのぐにぐにしている物体を 口に咥えて、お兄ちゃんの元へ急いで向かった。

りう❤

おひいひゃん!

ゆうす💛

お!お帰り!って…
何咥えてるん?w

りう❤

こへへ!あほほに
おひへはお!

りう❤

はひはひふはへふはは?

ゆうす💛

わかった、わかったw
とりあえず咥えてるやつ
ここに置いてくれるか?w

りう❤

ははっは!

りう❤

置いたよ!

ゆうす💛

ん!えらい、えらい!ヨシヨシ

りう❤

えへへ…///

ゆうす💛

ところで…
これどうしたん?

りう❤

あのね…!(説明する)

ゆうす💛

なるほどな〜…
つまり、タネが
危険な状況やねんな?

りう❤

そういうこと!
だから、これで何か
作れないかなぁ?

ゆうす💛

まぁ…あんまり
手先は器用じゃないけど…

ゆうす💛

…確か、水が汲める
やつが欲しいねんな?

りう❤

そう!

ゆうす💛

じゃあ、何か容器
みたいなのはあるか?

りう❤

容器ってなぁに?

ゆうす💛

えっと〜…器やな!

りう❤

器!ないよ?

ゆうす💛

ないんかいw

ゆうす💛

じゃあ、器も
探してきてくれるか?

ゆうす💛

そしたら何か
作れるかもやから!

りう❤

わかった!
探してくるね!

ゆうす💛

おう!気をつけろよ〜!

りう❤

は~い!
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