side桃
小さい頃から可愛くておどけなくてほっとけなくて。
おもちゃ取られた時に俺と遊ぶぞって言ったら笑顔でさとちゃんと遊ぶのすきって言ってくれたっけな
単純にうれしかった
この好きって気持ちを認めたら隠すことが出来なくなりそうで怖くて。
おれは好きって言う気持ちから顔を背けていた
・
り〜ぬ〜
ん?ニコッ
ふとした瞬間に思った
ああ、この笑顔を守りたい
目が合うだけで少し話すだけで胸がきゅーっと締め付けられるのはこの恋のせいだ
1度昔ながらの恋だと認めてしまったのなら隠すことは苦しかった
照れた顔も笑った顔も泣いた顔も全部共有したかった
そんな彼との帰り道
告白しようと決心した
なあ、おれ…
…、でも、告白しようと言葉を発した時に
なになに、彼女でもできたんか?w
逃げてしまったんだ
そ、そう
“彼女が出来た”と。
少し引き止めてくれたり嫌な顔してくれるかなって思った
ばかだよね…おれ。 そんな上手くいくなんてあるわけないじゃん、笑
へ、へぇ~…よかったじゃん!
ずっと彼女欲しいって言ってたもんね!
素直に告白してたら付き合えてたのだろうか
あ、最後に一つだけ
おれの方がだいすきだばか!!
おれの彼氏にならなかった事後悔させてやる!
ニカッとかわいすぎる笑顔で 涙を流しながらも、ピース
頭の中がはてなで埋まっていた
ちゃ、んと告白してれば付き合えてたのだろうか
いまから嘘だったと言っても信じてもらえるだろうか
おれは人生一選択を失敗した
翌週、彼はわけも分からない男と恋人繋ぎをして登校してきた
噂によればおれを忘れる為に彼氏を作ったのだとか。
はーぁ、ほんと馬鹿な俺...w
終わり方わからなかったので無理やりに😉






