ヒスイ
ヒスイ
翡翠は、少し過保護な自分のホゴシャのことを考えながら、
神社の奥の方に向かって歩き、
御神木の楓の木の近くを通り過ぎた。
神代神社の奥の御神木の方の 林を少し歩くと、
開けた場所に出るのだ。
林を抜け、「楓」に帰ってきた 翡翠は、
家のドアを開け、 自分の部屋へ向かった。
一応鍵が付いていることでプライバシーを守ってある各部屋の中の、
自室の前に立ち鍵を開け、翡翠は中に入った。
ヒスイ
疲れきった体で、そのまま あの「くまのぬいぐるみ」が 置いてあるベッドに倒れ込む。
太陽を沢山浴びた、 ふかふかな布団が翡翠の体を包む。
ヒスイ
部屋で1人で謎のプロポーズを した翡翠は、
布団の上でまどろみ始め、意識を手放した。
???
???
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
???
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
自分が寝ていたことを悟った翡翠は、
立ち上がって鏡を見るてみると、随分と顔色が悪いことに気がつく。
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
翡翠がただその場に立ち尽くしていると、
部屋のドアのノックが聞こえた。
???
ヒスイ
この声は…
─ガチャっ
???
ヒスイ
「桔梗」(ききょう)と呼ばれた その人物は、
鴇色(ときいろ)の髪をツインテールで結んだ少女だ。
キキョウ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
桔梗にも指摘される程、自分の顔色は悪いらしい。
ヒスイ
ヒスイ
キキョウ
ヒスイ
キキョウ
キキョウ
ヒスイ
キキョウ
ヒスイ
咲杜槗 桔梗(さとはし ききょう)。
彼女も翡翠と同じく、 ここ、「楓」の陰陽師見習い─
─凛久さんに引き取られた、身寄りのない子供の1人だ。
花系の術─五行でいう「木」の術式が得意な、明るい女の子である。
キキョウ
リク
リク
全員
食後、それぞれが部屋に戻った後の居間で、
凛久が食器を洗うのを、翡翠が手伝っていた。
リク
リク
リク
ヒスイ
ヒスイ
リク
ヒスイ
リク
ヒスイ
リク
ヒスイ
ヒスイ
リク
リク
リク
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
リク
凛久が優しく微笑む。
リク
リク
ヒスイ
ヒスイ
コメント
5件
桔梗ちゃんが髪色からして可愛い予感しかしない……! 名前といい色といい、あくまでわにこだわってる感じがめちゃくちゃキュンキュンします!╭( ・ᄇ・)̑ﻭ
おばさん「いやぁね〜、濡れ衣はやめてやぁ〜」