私は5年前までいた寮の部屋に戻ってきた
綺麗に掃除されていて
まるでいつ戻ってきてもいいようになっていた。
📝
🌟
📝
📝
🌟
この建物は私たちしかいなかったから
作戦会議としても使っていた食堂
私が大好きだった場所だ。
📝
🌟
🌟
📝
📝
📝
📝
🌟
📝
📝
🌟
📝
めめはスパイ活動中
よく喋るメンバーの1人だった
めめは勘が鋭くて、倒すのが難しい鬼も
めめの勘ですぐに倒せた
📝
📝
📝
🌟
🌟
🌟
📝
🌟
📝
🌟
📝
🌟
あべちゃんはそそくさと部屋から出ていった。
9人でいたくない。10人でいたくないような
そんな感じだった。
誰かしら、壁を作っちゃっているのかもしれない。
私が間に入って、その壁を壊さなくては
今まで使っていたものや
技をまとめたノート
手帳や日記帳を本棚にまとめた。
🌟
本棚の隙間から、1枚のメモが出てきた。
メモは、ローマ字で書かれていた。
🌟
🌟
🌟
🌟
🌟
🌟
メモをひっくり返すと
私と翔太、そしてあべちゃんが肩を組んでいる写真だった。
その横に、ニコニコしている7人がいた。
私はその写真を手帳に挟んで、
本棚にしまった。
まるで、また10人が集まることを示しているような
そんな気がした
康二の部屋の前
俺は人が変わってしまったように暗くなった康二に声をかけた
📝
📝
📝
📝
いつもの事だ
康二は、煌莉がいなくなってから
人が変わったように黙りこくって
ボケることもツッコむこともしなくなった
対面した時に声をかけると反応するくらいで
子犬のように甘えてくることもなくなった
夜
時間帯と順番を決めて入っていたお風呂は
自由 と書かれた紙1枚で誤魔化されていた
私の前に入っていた人物は分からないし
誰がいつ入ったかも分からない
1回だけふざけて9人で入っている中に
その日の掃除担当でお構い無しに浴槽に洗剤ぶちまけた時は
照にめちゃくちゃ怒られたっけ
そんなふざけ合いもできなくなっていた
🌟
もう何もかも失った気がした
でも
この出来事は
私が変えないといけない
次の日 朝
私が戻ってきたことは
照 翔太 あべちゃんしか知らない
だけど食堂にいれば
誰かしらに会えると聞いたから
得意料理でみんなが大好きだった
温かいスープを作ることにした。
🌟
🌟
すると ドアの隙間から人影が見えた
🌟
🥀
きっと、舘様だ
🥀
舘様だった
🌟
🥀
黒に赤がかったローブをまとった舘様がこちらにやってきた
🥀
🌟
🥀
舘様は私の肩を掴んで
グッと抱きしめてきた
🥀
舘様は泣いていた
🌟
🥀
🌟
🌟
🌟
🌟
🥀
🥀
🌟
🌟
🥀
🥀
🥀
🥀
🌟
🥀
それから私と舘様はお昼までずっと食堂で語り合っていた。
コメント
2件