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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

Attention

こちらは腐向け作品です。

苦手な方は自衛、意味がわからない方は回れ右をお願いします💦

そしてこちらは宇善で死ネタ、柱if、長編、キメツ学園パロです。

それでもいいよ!という方はどうぞ✨

俺とアンタが、まだ付き合いたての頃。

宇髄

永遠なんてないんだよなあ…。

って、優しく微笑んだ。

善逸

…嫁3人と仲良く暮らせてるだけ幸せですよ

善逸

でも…なんで?どうしてそう思うんですか?

宇髄

………。

寂しそうな目を向けた宇髄さんを手放さないように

俺は手を伸ばした。

俺を包み込む光のような身体が、

離れていくのが怖いんじゃなくて。

俺には炭治郎も、禰豆子ちゃんも、伊之助も

たくさんの仲間がいるけれど

その中でも一番大切で大切で、

俺の事を守ってくれる宇髄さんが

俺をひとりきり、この場所に取り残していくのが たまらなく寂しい。

宇髄さんと出会い、7年が経過したときだった。

俺は鳴柱_雷の呼吸の柱。

未だに宇髄さんの家に居候している恋人で。

善逸

はぁあ…疲れたよ宇髄さん…

善逸

…宇髄さん?居るでしょ?

善逸

…いないの?でかけてんのかな…

カララ、と襖を開いた。

善逸

…宇髄、さん?

俺の瞳が映したのは、血まみれでほぼ胴体がない

____鬼に喰われた、宇髄さんだったのだ。

善逸

宇髄さん……!!

善逸

なんで、なんでっ…!!誰が…!!

須磨

善逸くん?どうかし_

須磨

天元様……っ!?

善逸

須磨さん!!!!

善逸

宇髄さんが鬼にやられて……!

須磨

きゃぁああっ、どうしましょう…!!

須磨

とりあえずまきをさんと雛鶴さんを呼んでくる!

善逸

お願いします…!!

まきを

何を騒いでいるんだい…って…!?

須磨

まきをさぁああああん!!!

雛鶴

天元様…!?

善逸

ど、どうすればいいですか…!?

雛鶴

まだ脈はギリギリあるみたい…善逸くん、隠の方を呼んで!

善逸

はい!!

鎹鴉に頼み、数十分後に隠の方やアオイさんが来た。

アオイ

須磨さん、まきをさん、雛鶴さん、我妻さん

アオイ

宇髄さんは今かなり危ない状況です。

アオイ

私達も最善を尽くします。

アオイ

なので_

アオイ

どうか、落ち着いていてください。

アオイ

須磨さん達が落ち着いていないと、宇髄さんも慌ててしまいます

アオイ

ですから、ね?

俺達を宥める為だろう。

須磨

はい……っ

アオイ

ではまた、変化が起き次第鴉を出して呼びます。

アオイ

待っていてください__

落ち着けって言われてもどうしようもなくて、

ただただ4人で泣いていた。

須磨

天元様が居なくなったら私達どうすれば…!!

雛鶴

泣かないで須磨…っ!!

須磨

雛鶴さんだって泣いてるじゃないですかぁあああっ!!!

善逸

………

まきを

…今私達にできる事は

まきを

天元様の命が助かる事を祈るだけ…。

善逸

…どうして宇髄さんが狙われたんでしょう…

まきを

それは仕方ないわ、鬼は誰彼構わず喰らいつく

まきを

しかも…元柱で今も鬼殺隊の仲間として動いている天元様を

まきを

狙うのにも無理はないわ…。

善逸

……っ

あれから何時間か経った頃。

鎹鴉

鳴柱、我妻善逸!

鎹鴉

宇髄天元ノ嫁、須磨、まきを、雛鶴!

鎹鴉

至急 蝶屋敷マデ!蝶屋敷マデ!!

善逸

…!!

全員で顔を見合わせ、俺達はすぐに蝶屋敷へ向かった。

ガラララララッ!!!!!

善逸

アオイさん!!宇髄さんは!!!

アオイ

…我妻さん、廊下は歩きましょうね。

善逸

…はい……?

布団の周りには、柱のみんなが並んでいた。

日柱、竈門炭治郎 獣柱、嘴平伊之助 喰柱、不死川玄弥 花柱、栗花落カナヲ

そして__鳴柱、我妻善逸。

善逸

なんでみんな…?

須磨

天元様はどうなったんですかっ!!??!

アオイ

須磨さん、まきをさん、雛鶴さん、我妻さん

アオイ

落ち着いて聞いてください。

アオイ

宇髄さんは__

アオイ

息を引き取りました。

善逸

そんな…っ!!

善逸

嘘だ、嘘に決まって__

炭治郎

善逸。

聞き慣れたその声に名前を呼ばれ、顔を上げた。

炭治郎

…みんなの顔は、嘘をついているように見えるか?

部屋を見渡すと

アオイさんも、すみちゃんも、なほちゃんも、きよちゃんも

玄弥も、カナヲちゃんも

普段騒ぎ散らしている伊之助だって、黙って下を向いていた。

善逸

……っ、宇髄さん……!!

布団に横たわる宇髄さんに覆いかぶさり、

後ろで結った俺の長髪がするりと宇髄さんの手を撫ぜた。

炭治郎

みんな、辛いんだ。

炭治郎

現実を受け止めないといけない。

炭治郎

「鬼殺隊」は

炭治郎

常に死と寄り添って生活している。

炭治郎

俺達がその鬼殺隊で「柱」として生活しているんだ

炭治郎

今生きていられることは凄いことなんだ

炭治郎

周りの人が苦しんで消えていくのを止められはしない。

炭治郎

それが 運命 だから。

善逸

……っ

本当の日のように、暖かい声。

昔から聴いてきたその声も

段々と大人になり、

少し低音がかかったその声は

昔よりも柔らかく暖かい声になった。

そんな優しい声が余計俺の心を揺さぶり、

悲しさで溢れそうになる。

善逸

俺さあ…っ

善逸

宇髄さんに助けられたんだよ、ほんと…!

善逸

最初は何だこの人っておもったよ

善逸

強いし、筋肉すごいし、めっちゃナルシストだし…

善逸

俺は神だとかドヤ顔で言うし

善逸

でもそんなアンタを好きになっちゃったんだよ…!!

善逸

出会って1年目の時、

善逸

死んじゃわないか本当に怖かったんだよ。

善逸

それでも生き抜いてくれた。

善逸

それから俺は柱にもなって、毎日宇髄さんと会ってた

善逸

宇髄さんがいない生活なんて考えられない

善逸

宇髄さんがいない世界なんて意味ない

善逸

宇髄さんは俺の心臓なんだよ……!!

俺の命。

命ほど…いや、命より大切だったかもしれない。

自分が死んでも、宇髄さんには生きていて欲しい。

心から、そう願っていた。

いくら鬼殺隊の音柱を引退したとはいえ、

鬼と全く関わらないわけじゃない。

夜中には鬼が出回るんだから。

だが夜中、鬼殺隊は動き出す。

夜に宇髄さんのそばに居られることはあまりない。

もしも俺がその日、任務が入っていなかったならどうなっていたのだろう。

鬼を殺せた?二人で死ぬ?そんなの分からない。でも

運命は少しでも変えられたかもしれない__

アオイ

……お別れは明日です。

アオイ

…それまで、この部屋への立ち入りを許可します

アオイ

いつでもいらしてください。

アオイ

……私は仕事があるので。

パタリと閉じられた扉。

残された俺達は、ただ立ちすくむ事しかできなかった。

善逸

……っ、ぅずぃ……さ……

上弦の零との戦いが終わりを告げようとしている。

負けは上弦の零__ではなく

炭治郎

善逸!!善逸!!

伊之助

死ぬんじゃねえ!!!お前はまだ生きれる!!!!!

炭治郎

そうだぞ…!!

炭治郎

だからお願いだ、目を閉じるな!!

俺だった。

速すぎるその動きを避けきれず、

見事に攻撃を食らった。

それでも俺は立ち上がったが、痛みのせいでうまく動けなかった

それから何度も何度も攻撃を受け、

呼吸を使い体力も消耗。

自分の身体は限界を迎えていたのだ。

善逸

たん、じろ……いの……ッ…すけ、

伊之助

やめろ!!!!!紋逸!!!!

炭治郎

こんな時でも名前を間違えるのか伊之助は!!!!

善逸

よあけ……きちゃ、うから……っ

善逸

はや、く……たおして………っ

炭治郎

で…でも、善逸が!!

伊之助

アイツはまた今度にでも殺しに行けばいいだろ!??!

善逸

ごめ……ね………

善逸

、…また、どこ……かで………っ

炭治郎

善逸!!善逸ッ!!!!!!

伊之助

目ェ閉じんじゃねえ!!おい!!!!!

何度も何度も名前を呼びながら

涙を流す大切な仲間達に笑いかけ、

善逸

……さよ、な………ら……っ

俺は目を閉じた。

善逸

ふぁあ…今日から学校か……

中高一貫、キメツ学園 高等部1年

我妻善逸。

前世の記憶を持ち合わせたまま。

善逸

…学園に炭治郎とかいないかなあ……

まあ、いるわけないんだけど……。

善逸

…イッテキマス。

前世同様親はいないので独り暮らし。寂しいな。

善逸

……。

教室に初めて入ると、早くもグループを作る女子や

同じクラスで良かった!とはしゃぐ男子。

俺は転校生だから、みんな見たことない顔。

「あ」がつま、なので出席番号は安定の1番だった。

隣になる席は「か」。

善逸

…どんな子だろう。女の子だといいなあ……

???

ぜっ、善逸!?!?

善逸

はい、だr……!?

炭治郎

善逸!!!

善逸

炭治郎…!?なんで!!

炭治郎

それはこっちのセリフだ!!

炭治郎

伊之助もいるぞ!?

伊之助

紋逸じゃねえか!!!!!!

善逸

よ"か"った"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"っっっ

ガラララララ……

???

おいてめェらうるせえぞ、廊下まで響きわたってる

善逸

……っ!?

この懐かしい声_落ち着く声は

善逸

宇髄さ……!!

宇髄

あ"?なんだ、お前髪色派手だなぁ?

善逸

宇髄…さん?

宇髄

……そっか

記憶、ないんだ。

善逸

や、なんでもないです…

宇髄

そうか。

宇髄

じゃ、出席取るぞー

宇髄

我妻!

善逸

はい…

宇髄

石田ー

…まあ、そうだよね。

普通の人間は前世なんて覚えてないもん。

しかも今は令和だ。100年以上前の話になる。

宇髄

1時限目は席替えとか決めることたくさんあるからな、

宇髄

準備しておけー

宇髄

あ、あと我妻は美術室に来い。

善逸

はあ……

辛くなるからなるべく会いたくないのにな。

善逸

失礼します、宇髄先生居ますか?

宇髄

おー、いるぞ

善逸

…何の用ですか?

宇髄

お前、俺の事覚えてんだろ

善逸

!?

宇髄

俺さっき忘れてるふりしたんだよ

善逸

……

宇髄

“鳴柱の我妻善逸さん”よォ

善逸

宇髄、さん……っ!!

宇髄

うぉっ

俺がどれだけ寂しい思いをしたのか

宇髄さんには分からないだろうけど

これから、その分幸せにしてもらうからな。

善逸

宇髄さん、だいすき。

宇髄

…仮に俺ら教師と生徒だし、
お前が卒業するまでは手ェ出さねえぞ

善逸

分かってますよ。

善逸

……てか、この学校に元鬼殺隊どんだけいるんです?

宇髄

悲鳴嶼、不死川、冨岡とかは教師

宇髄

胡蝶、時透、竈門、嘴平はとかは生徒

宇髄

甘露寺とかは卒業生……

宇髄

もちろん鬼殺隊だけじゃなく元鬼もいるぞ。

善逸

まじかよ……

今世も大変な人生になりそうです。

蓮愛

こんにちは、蓮愛です!

蓮愛

登場人物9人!シーン10!

蓮愛

長めのお話になってしまいました笑

蓮愛

読んでくれる方がいなかったとしてもこれは自己満です()

蓮愛

柱になった玄弥、風の呼吸の使い手じゃないし

蓮愛

何柱にしようと悩み悩んで喰柱にしました。

蓮愛

他にないですよね…()

蓮愛

最後まで見てくださりありがとうございました!✨

この作品はいかがでしたか?

410

コメント

7

ユーザー

こちら、移行垢のつもりですが ほぼサブ垢状態なのでぜひフォローを笑

ユーザー

え、あの、伊之助大事な時に名前間違えるの可愛いね((

ユーザー

最近鬼滅の刃見始めたんだけど、まじ、おばみつ、ぎゆしの、宇善好きすぎてやばいんだが…?伊黒さん好きすぎてやばい…💧w

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