羽山 祐樹
──バタンッ
和田 留美
朝は私のところで夜になれば母親のところ
私は、祐樹くんのこと知ってるつもりで知らなかったんだ
分かり合える、愛し合える仲じゃないんだ…
もう、会いたくない、なのに好きだ
おかしいよ、なんなのこの感情
でももう、前みたいな純粋な気持ちで愛せないんだ…
酷く歪んだ愛情が心には有る
『会いたくないけど別れたくない』
『好きだけどキライ』
そんな矛盾した感情が飛び散る毎日
和田 留美
和田 留美
和田 留美
だが、ある日のこと
留美が大学から帰ると寝室の扉が少し空いており。
和田 留美
中を除くとそこには───
和田 留美
羽山 祐樹
羽山 祐樹
浮気相手(みどり)
和田 留美
羽山 祐樹
祐樹がみどりをベッドに押し倒す
浮気相手(みどり)
羽山 祐樹
みどりの太腿にキスを落とす祐樹
浮気相手(みどり)
和田 留美
留美はバタンッ!と大きな音を立てて寝室のドアを閉めた
羽山 祐樹
浮気相手(みどり)
羽山 祐樹
ガチャ
浮気相手(みどり)
浮気相手(みどり)
和田 留美
浮気相手(みどり)
羽山 祐樹
和田 留美
浮気相手(みどり)
浮気相手(みどり)
浮気相手(みどり)
羽山 祐樹
羽山 祐樹
和田 留美
浮気相手(みどり)
──バシンッ
羽山 祐樹
浮気相手(みどり)
憤怒したみどりは祐樹を振ると祐樹の家を飛び出した
次の瞬間、手首を掴まれ ベッドに押し倒され質問攻めされる留美
和田 留美
羽山 祐樹
羽山 祐樹
和田 留美
和田 留美
羽山 祐樹
羽山 祐樹
和田 留美
留美は祐樹の両腕を弱々しく掴みながら泣き訴えた
和田 留美
和田 留美
羽山 祐樹
和田 留美
羽山 祐樹
羽山 祐樹
羽山 祐樹
羽山 祐樹
羽山 祐樹
和田 留美
和田 留美
和田 留美
和田 留美
羽山 祐樹
和田 留美
羽山 祐樹
和田 留美
羽山 祐樹
羽山 祐樹
羽山 祐樹
羽山 祐樹
羽山 祐樹
和田 留美
和田 留美
羽山 祐樹
和田 留美
和田 留美
人の気持ちは移ろいやすい
そんなこと分かってた
でも、祐樹くんだけは、
信じてた、信じてたのに───…
羽山 祐樹
和田 留美
和田 留美
和田 留美
和田 留美
羽山 祐樹
──────ギシッ…
和田 留美
和田 留美
羽山 祐樹
和田 留美
和田 留美
和田 留美
ルミ
ヨウスケ
ルミ
ルミ
ヨウスケ
ルミ
ルミ
ルミ
ルミ
ルミ
ヨウスケ
ヨウスケ
ルミ
ヨウスケ
ルミ
ヨウスケ
ルミ
ルミ
ルミ
ルミ
ヨウスケ
ルミ
陽介
陽介
陽介
和田 留美
曖昧な気持ちで言った言葉
陽介
陽介
唇を重ねると
和田 留美
淋しさを埋めたくて義弟の陽介に抱擁を請う義姉の留美
和田 留美
陽介
陽介
和田 留美
陽介
和田 留美
和田 留美
陽介
陽介
1週間後
確かに陽介くんは優しい
抱き方も甘過ぎるくらいやさしく触れられて
幸せなはず、なのに
倖せは体でしか感じられなくて
心では1ミリも感じられなくて
心の何処かで、まだ
祐樹くんの熱や温もりを探して欲している
いつも現実逃避をしてしまう
昔の恋は忘れなきゃいけないと思い祐樹くんの写真を見つめていると
陽介
和田 留美
陽介
陽介
和田 留美
和田 留美
和田 留美
嗚呼、最低、最悪
嘘を付いたことに傷付く
其処に、陽介くんに好きという感情があるのかも分からない
陽介くんとセックスをしてることに罪悪感を覚えて
まだ祐樹くんのことを好きな自分に
嫌悪感を抱いてしまう。
和田 留美
和田 留美
陽介
和田 留美
陽介
嗚呼、もう誰でもよかった
埋まらない寂しさはいつも残ったままだけでも
それでも、今はただ抱きしめて欲しい
……写真はまだ消せそうにない
ごめん、陽介くん、祐樹くん。
最低な女で。
こんな恋して埋まらない愛を欲するぐらいなら
終焉(おわり)があるぐらいなら
こんな思いするぐらいなら祐樹くんなんか好きにならなければ良かった
そうすれば私も祐樹くんも
倖せになれたんだよね…っ?
和田 留美
発情なんてもうしたくない
だから今は新しい薬(彼氏)を探してる
陽介くんにこんなこと思ってるなんて知られたらきっと失望されるね
和田 留美
そうボソッと祐樹くんと陽介くんを想って呟いた
陽介
和田 留美
和田 留美
和田 留美
和田 留美
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