コメント
2件
新連載 楽しみです !
新連載ありがとうございます!! シリアス展開な雰囲気そうでめっちゃ楽しみですー!
pr
その名前に、振り返る金髪の男。
0.5秒、戸惑い。 次の瞬間、ぱあって光った笑顔。
ak
俺の肩を掴んで揺らす勢いのテンション。 その感触に、懐かしい記憶が滲む。
pr
ak
ak
pr
心の底から嬉しいと思った。
───君は、俺がずっと待っていた人だから
どっちが言うでもなく、近くのカフェに入る。
窓際の席。向かい合う距離で。 あっきぃはメニューも見ずに喋り続けている。
ak
ak
pr
pr
ak
俺は嬉しかった。 会話が自然で、昔に戻ったみたいで。
店員
ak
飲み物が届く。 あっきぃがコーヒーを口にした瞬間─────
pr
あっきぃの左手がふと、目に入った
薬指に、銀色に光るリング。
pr
空気が変わった。 世界の音が遠のく。
ak
あっきぃは何気なく、嬉しそうに指輪を触る
ak
笑ってる。自慢げに。幸せそうに。
pr
ak
────なんで。
俺、ずっと、待っとったのに。
小さな頃のあの声が蘇る。
ずっと昔。公園での出来事だった
あっきぃはよく笑う子で、 服にも手にも泥つけて走り回るタイプやった。
俺はというと── いつも後ろをついて回るほう。
ak
ブランコからぴょーんって飛び降りて、 あっきぃは俺に言った
ak
その言葉が、空気よりも先に胸に刺さった
pr
ak
ak
胸がくすぐったくて、言葉出るまで少しかかった。
pr
そしたらあっきぃは満面の笑みで 俺の手をぎゅーって握った。
ak
小さな指と指が絡んだ瞬間。 俺は知らんかった。
────たったひとつの約束が、 こんなに長い呪いになるなんて。
小学校、中学校と上がるにつれて
もぶ
もぶ
人から好意を向けられることも増えていった。
pr
pr
しかし、告白も、好意も、誘いも俺は全部断った。
あいつとの約束があるから。
お久しぶりです... いきなり新連載ですみません。 ハイペースに投稿はできないかもしれませんが、 ぼちぼちあげていきたいと思います。
待っててくださった方、ありがとうございます😭🙇♀️