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使い回し
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使い回し
放課後、体育館裏の小さい倉庫の影。 俺は生徒会副会長を担っていて問題児である一年上の三年の先輩の世話を任されていた。 女癖が悪いとか、そう言うことは聞いていたけれど、男である自分がこんなことされるなんて思っても見なかった。
先輩に背を向け倉庫の壁に押し付けられる様な形で挿入されている上、前も上も弄られ放題。 涙目で訴えてもその訴えが交尾の餌にしかならない。
tg
思えばずっとそう。 生まれてから容姿のせいで悪い大人に捕まってはこうなった。 恵まれた容姿とは、極端に良いとかではなくて、良くも悪くも平凡な顔付きではないか。 自分の性格によりけりではあるが、俺は生まれてこの方こんな容姿に恵まれているなどと言う感情を抱いていない。
tg
叫びにも近かったその静止はなんの歯止めにもならなかった。 結局はいつも通り、解放されたのはとっくに日が暮れた後。 夜は変な男の捕まるから嫌なのに、俺の体だけ借りて先輩はさっさと居なくなってしまったようだ。
tg
どうして俺ばかりがこんな目に、と言う考えは胸の奥にしまってた。 だって、世界は広い。こんな目にあっているのは俺だけではない。 そんなことをほざいていられるだけマシなのかもしれない。 そう思ってしまうから。
倉庫の影、夜風に吹かれながら俺の目から涙が溢れ出す。 寝転がると、コンクリートの床に垂れていく涙と、残っている白い液体が視界に入る。 こんな毎日が一生続くくらいなら、死んだほうがマシだ。
俺はそのまま目を閉じて、意識を手放した。
使い回し
うっすらと声が聞こえてくる。
使い回し
聞き覚えのない声が俺の体を揺すっているよう。 大きくて暖かくて優しい手。 何か言ってる、?
ak
tg
名前を呼ばれ、強く揺すぶられた反射で俺はガバッと起き上がる。 声の主の方を向くとそこにはとても顔の良い青年がいた。
それに、ここは何処なのか。 硬いコンクリートの上で寝たはずなのにふかふかのベッドと暖かくふわふわの毛布で寝ていた。
それにこの青年の顔、何処かで目にしたような気がする。
tg
お兄ちゃんがやってたBLゲームの攻めの人だっツツ。 って事はここはゲームの中?いやでもそんな事があり得るのか?
ak
不安そうに眉を垂らす。 俺はそんな彼に返す。
tg
我ながら大根演技である。 普段から演技は好きだったけど、いざ即興でとなるとどうにも声が出ず舌も回らない。 俺は当たりをじっと見回しある最悪なことに気づく。
この部屋はこの青年の弟、つまりは総受けの主人公の部屋ではないか。 いやまだ早い、似た部屋と言うだけかもしれない。 若しくは猫の子の部屋を借りているだけ、。 そんなわけ無いよなぁ、、。
自分でも分かっている、それが自分に都合のいいように考えた事だと。 けれどそうで無いと俺は今から色んな人に犯されると言うことになる。 それは何としてでも避けたい。
と言うか主人公を前世(仮定)と同じ名前、「tg」と呼んだな? 兄が俺の総受けが見たいが為にキャラデザを俺に寄せ俺の名前を使っていた記憶がある。 だとすればこれは兄がプレイしていたゲームの世界。 だとしたら本格的にまずいことになった。
兄は主人公を俺と思って有りとあらゆる選択の地雷を踏み散らかしていた。 その度にゲームの中のtgは声も出なくなるほど犯されていたっけ、。 だめだ、考えるだけで吐き気がして来た。
俺は何としても誰にも犯されず前世(仮定)に戻るのだ!!
ak
と、何やらは考え事をしていた俺に向かいずっと話しかけて来ていたようだった。 青年とずっと呼称しているが確かこの国の第一王子である「ak」だったはず。 これからはak、声に出す時はak兄としよう。
tg
ak
正直に言うと俺の体を気遣ってた俺の腕を掴みとても心配そうにしていた。 まるで飼い主が体調を崩し落ち込んでいる犬の様。
ak
tg
そう言った瞬間俺はakに押し倒されていた。
ak
使い回し
使い回し
使い回し
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コメント
10件
メリクリ~! 葬送のフリーレン面白いよ~
進撃の巨人か、薬屋のひとりごとがおすすめ!メリクリ✨🎅
続き気になりすぎる……メリクリ~♪