この作品はいかがでしたか?
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灯理
思いっきり走ったおかげで、
本来は15分くらいかかるはずが、10分程度で着いた。
病室番号を聞いて、すぐに階段を駆け上がった。
エレベーターなんて待ってられない。
ー光の病室ー
灯理
光くんの横にはモニターがあって、心拍数の波がずっと続いていた。
灯理
灯理
光
光
灯理
光
光
光
灯理
灯理
光
光
灯理
光
光
光
灯理
私が微笑むと、光くんも微笑んだ。
目は弱々しくしか開いてなくて、なんとか意識も保ってるみたい。
光
光
光
灯理
俺は、最近から骨肉腫にかかっている。
テレビのドキュメンタリー番組とかでしか見ないもので、
自分にそれがかかるなんて、夢にも思わなかった。
骨肉腫の手術をして、リハビリを始めた。
でも、足は俺の言うことを聞いてくれない。
俺は
看護師さんに八つ当たりするようになった。
看護師
看護師
光
光
光
光
光
光
看護師
光
そんな時。
俺の前に、灯理が現れた。
灯理
灯理
光
看護師
灯理
看護師
灯理
灯理は、俺の腕に着いてたバンドを見ていた。
光
灯理
光
光
灯理
光
灯理
灯理
光
灯理
灯理
灯理
灯理
灯理
光
些細な言葉。
でも、なぜか心に強く刺さるものがあった。
死んだら……
何もかもできなくなるんだ……
生きてたら……
また……
サッカーできるかもしれない……
灯理
灯理
灯理
灯理
光
光
光
光
俺がそう言ったあと、
灯理は優しく微笑んだ。
灯理は、俺を病人としてじゃなくて、
1人の人間として支えてくれた。
逃げ出そうと思った時、灯理は怒ってくれた。
諦めないって決めたんじゃないの?
と。
光
光
光
光
光
灯理
光
光
光
光
灯理
灯理
灯理
そして
光くんは、ゆっくりと目を閉じた。
私は、光くんの最期を見守った。
数週間後
光くんのお葬式が行われた。
参列者は、光くんのご両親と数人の友人のみ。
私ももちろん参列した。
光くんが亡くなったことを翔くんにも伝えた。
そしたら、行くっていうから、一緒に参列した。
お経が唱えられている中、
私は、最期に言われた言葉を、ずっと反芻していた。
来夢
来夢
いむ
来夢
いむ
いむ
来夢
いむ
来夢
いむ
来夢
いむ
いむ
来夢
来夢
来夢
いむ
コメント
3件
【来夢姉さんへ】 ( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン
To賢流 うちの妹可愛いっしょ💚(実の妹はいないけど)
*連打キターヾ(°∀° )/ー! いむちゃん可愛すぎる㈱