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影で拝見させてもらってたんですけど 、ほんとに 語彙が多くて 表現の仕方も いつも 尊敬しながら 読ませてもらってます 😿 ぎゃるさんの書く 小説ほんとに大好きです 😿💗
久しぶりすぎる急な登場すみません() スランプになり、低浮上になり…… 毎回有難く読ませてもらってるんですが 謎に今更コメントひよりました。何故( こういうシリアスな展開がめちゃめちゃ 刺さって来ちゃいました() 実って欲しいですねこの恋は…💕 更新早くて尊敬しますほんとに🥺 スランプ奪還頑張ります((
やばいめっちゃ好きです😢🫶🏻️💗
ないこ先生に会える!!と鼻歌を歌いながら教室へと足を運ぶ。
何やら教室がザワザワしているのが伺え、
なんだなんだと前のドアから足を踏み入れた。
青
水
す、と言い切ろうとした瞬間、驚くべき光景が目に映った。
青
黒板には、
『ホモ』、『キモすぎ』、『変態』、『ケツ穴確定』等の悪ふざけや罵言、
『いふ│男』と書かれた相合傘が書かれていた。
他にも、黒板消しを取り返そうとするりうら、
半泣きで俺を見て佇んでいるほとけ、
服の裾で黒板を消しながら泣きじゃくる初兎、
軽蔑の目をするクラスメイトに弁解するアニキ。
大雑把に言うが、本当に地獄絵図。
不幸中の幸い、相手の身元はバレて居らず、ひたすらに俺だけが罵られている状態だった。
青
先程からりうらをおちょくっているクラスメイトから、半ば強引に黒板消しを奪う。
青
「ないこ先生とか?」
その瞬間、
俺は無意識に、彼の頬に拳をぶつけていた。
あれから、殴り合いの喧嘩にまで発展し、先に手を出した俺が悪いとみっちり扱かれた。
幸い、相手もこちらへ大きな傷を残していたためか、停学等の処分は免れたが、
今日は親を呼んで引き取られる事になり、別室で待機…と今に至る。
青
青
俺の方が悪いと判断された事に納得がいかずに不貞腐れ、愚痴を零す。
やってらんねぇ、と机に突っ伏すと、部屋の扉をノックする音が耳を包む。
青
嫌々返事をして体勢を起こすと、後ろの扉が勢いを付けて開いた。
バンッ、と大きな音が響いたためか肩が少し跳ねるも、音の主の顔を拝める。
桃
青
悲しげに顔を顰めた先生と目が合う。
失望されるのでは無いか、試合に来て貰えないのでは無いか。
そんな不安が身を包み、すぐに視線を逸らした。
桃
先生の反応は思いの外暖かく、自然と緊張が溶けた気がした。
桃
先生の様子に安堵したのか、言わずと損と言わんばかりに口からボロボロと零れた。
青
青
青
滲む視界から溢れぬように顔を顰めて居ると、全身に温もりを感じた。
桃
俺を抱き締めながら頭を撫でてくれる先生。
感謝の気持ちの隅に、若者の性欲という邪険が邪魔をする。
桃
桃
桃
青
頬を伝う涙を拭う。
悔しさ、愚かさ、罪悪感に苛まれたのか。
先生の暖かさに感化されたのか。
それは俺にも分からなかった。