【コンコンッ】
jungkook.
男が扉を開けると,中には1人の人の姿があった.
taehyung.
taehyung.
テヒョンと言う男の人がすっと此方に近付いてくる.
近くで見れば見るほど彫刻のような顔立ちをしていて,思わず呆気にとられてしまった.
jungkook.
jungkook.
taehyung.
jungkook.
taehyung.
jungkook.
○○.
jungkook.
この男,本当に何を考えているんだろう.
私を冷たくあしらったり,からかったり,おかしな事を言ったり.
本当に掴めない性格だ.
taehyung.
jungkook.
○○.
○○.
jungkook.
○○.
また態度が変わった…なんなんだこの男は…
私の方を見ながら,わざとらしく欠伸をする素振りをする男.
○○.
jungkook.
男が部屋を出て行って,テヒョンさんと二人だけになった.
taehyung.
いきなり呼び捨てなんだな…と思いつつも,大人しくソファーに座る.
taehyung.
○○.
距離が一気に近付いたので戸惑ってしまった.
テヒョンさんは私の両頬に手を添えて,ケガの部分を見つめている.
taehyung.
○○.
taehyung.
○○.
taehyung.
○○.
taehyung.
にかっと歯を出して笑うテヒョンさんは,大抵の事を許されてしまいそうな気がする.
そう感じさせるような不思議な人だった.
taehyung.
○○.
氷嚢を私の頬に当てながら,そんな事を聞いてくるテヒョンさん.
妙に距離を詰めてくる人だ.
taehyung.
○○.
taehyung.
○○.
○○.
taehyung.
そう言ってまたにかっと笑うテヒョンさんを見て,思わず笑みが零れた.
○○.
taehyung.
○○.
taehyung.
taehyung.
○○.
taehyung.
立ち上がって部屋を出ようとすると,テヒョンさんが慌てて引き止めて来た.
taehyung.
○○.
taehyung.
○○.
むかつく野郎だけれど,これからのことをちゃんと話し合わなければ.
それに,もう家に帰りたい.
taehyung.
○○.
taehyung.
○○.
taehyung.
taehyung.
taehyung.
○○.
taehyung.
○○.
過保護な人だ…と思いつつも,ドアを開ける.
taehyung.
○○.
テヒョンさんは私にすっと顔を近づけて…
taehyung.
○○.
耳元でそう囁いた.
jungkook.
あの男が見ているとも知らずに.
episode four end.
next ♡→100.