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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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【コンコンッ】

jungkook.

テヒョンイヒョン~入りますよ~.

男が扉を開けると,中には1人の人の姿があった.

taehyung.

お~ジョングギ…ってその子!!

taehyung.

例の子でしょ?可哀想に~ぼろぼろじゃん…

テヒョンと言う男の人がすっと此方に近付いてくる.

近くで見れば見るほど彫刻のような顔立ちをしていて,思わず呆気にとられてしまった.

jungkook.

テヒョンイヒョン~手当てしてあげて下さい,この子.

jungkook.

○○さん,テヒョンイヒョンです,ヒョンは…

taehyung.

あ~いいよ!!僕が後で自分で自己紹介する!!

jungkook.

…二人きりにはさせませんよ?

taehyung.

え~いいじゃん,ジョングギの女じゃないんでしょ?

jungkook.

僕の女です.

○○.

違います.

jungkook.

○○さん…

この男,本当に何を考えているんだろう.

私を冷たくあしらったり,からかったり,おかしな事を言ったり.

本当に掴めない性格だ.

taehyung.

ほら~,じゃあ別に二人きりでもいいでしょ!!

jungkook.

…○○さんいいんですか?

○○.

…はい,まあ.

○○.

貴方も少し休んでください…ずっと私に付きっきりなのも疲れるでしょう.

jungkook.

まあ確かに疲れますね,寝てきます~!!

○○.

ふっ…

また態度が変わった…なんなんだこの男は…

私の方を見ながら,わざとらしく欠伸をする素振りをする男.

○○.

…早く行って下さい!!

jungkook.

はいはい~.

男が部屋を出て行って,テヒョンさんと二人だけになった.

taehyung.

じゃあ○○,此処座って~.

いきなり呼び捨てなんだな…と思いつつも,大人しくソファーに座る.

taehyung.

よしっ,じゃあ顔見せて.

○○.

はい.

距離が一気に近付いたので戸惑ってしまった.

テヒョンさんは私の両頬に手を添えて,ケガの部分を見つめている.

taehyung.

…ん~.

○○.

どうかしましたか?

taehyung.

○○,綺麗な顔してるね,肌も綺麗だし.

○○.

…は,はあ.

taehyung.

あれ,嬉しくない?嫌だった?

○○.

そうではないんですが…あの,ケガを見てもらえませんか.

taehyung.

ふふふ,ごめんごめん.

にかっと歯を出して笑うテヒョンさんは,大抵の事を許されてしまいそうな気がする.

そう感じさせるような不思議な人だった.

taehyung.

○○って男居るの?

○○.

い,居ませんけど…

氷嚢を私の頬に当てながら,そんな事を聞いてくるテヒョンさん.

妙に距離を詰めてくる人だ.

taehyung.

ほんと!?僕も居ないんだ~一緒だね.

○○.

そうなんですか?居ると思ってました.

taehyung.

え~そう思う?どんな所が?

○○.

…えっと,優しい所とか?

○○.

見ず知らずの私の手当てをしてくれますし.

taehyung.

嬉し~,僕頑張るねっ!!

そう言ってまたにかっと笑うテヒョンさんを見て,思わず笑みが零れた.

○○.

ふふっ…痛っ.

taehyung.

○○~笑っちゃ駄目だよ~ほっぺ腫れてるんだから!!

○○.

す,すみません…

taehyung.

暫くは安静にしとかなきゃ.

taehyung.

一旦応急処置はここまでかな…

○○.

ありがとうございましたテヒョンさん.

taehyung.

うんっ.

立ち上がって部屋を出ようとすると,テヒョンさんが慌てて引き止めて来た.

taehyung.

もう行っちゃうの?

○○.

はい,あの男の所に…

taehyung.

グガの事?

○○.

そうです.

むかつく野郎だけれど,これからのことをちゃんと話し合わなければ.

それに,もう家に帰りたい.

taehyung.

…そっかぁ…じゃあまたね.

○○.

はい,ありがとうございましたっ!!

taehyung.

ねえ○○,やっぱりちょっとお茶飲んで行けば?

○○.

へ?

taehyung.

仮眠ベットもあるよ?

taehyung.

テレビもあるし…

taehyung.

あ,痛み止めいる?

○○.

え,ええと…お気持ちだけ…

taehyung.

え~っ.

○○.

すみません…笑

過保護な人だ…と思いつつも,ドアを開ける.

taehyung.

あっ,○○!!一つ言い忘れてた.

○○.

なんでしょう?

テヒョンさんは私にすっと顔を近づけて…

taehyung.

"明日の夜",また此処においで?

○○.

…っ…!!

耳元でそう囁いた.

jungkook.

…チッ.

あの男が見ているとも知らずに.

episode four end.

next ♡→100.

悪魔くんの仰せのままに.

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