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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

今回は少しグロ要素があります。

お気をつけ下さい。

もう無い どこにも無い

アイツはどこにも見当たらない

あの痛みはどこにも無い

もうつらいことは無い♪

もう無い どこにも無い

キミはどこにも見当たらない

痛みはどこにも無いはずなのに

つらいことなんか

無いはずなのに

相変わらずだね。

そして…随分と遅かったね。

結構待ったんだけど

あなたと違って暇じゃないので

あと、色々準備があったのよ

じゃあ、上がろっか。

━━━━━由希姉さん♪

ッ!

その名前で…呼ぶなぁー!!!

まあまあ。

あー昨日くらいに用意してたであろう部隊。

まさか…!

全滅してるからw

私をさ、もっと評価していいと思うよ?

舐めんな((圧

あははっ!

あんなので満足してるの?

あんなの?よく言えるねw

あれがあんたが動かせる最大戦力でしょう?

チッ…

それでさ、なに?『それ』

……あら

長い間ずぅっと、自分に寄り添ってきた人間をモノ扱いするなんて

…冷たい女になったのね
情の一つもわかないの?

そんなのどうだっていいんだけど

答えなよ、何のつもり?

全く酷いわね…ふふっ

ねぇ?『カオルちゃん』

……………

「…全ク…ソノ通り、ダト…」

…言っておくけどさ。
たかがソイツで、私が躊躇うなんて事ないからね?

あはッ、そんなコト分かりきってるわ

あんたのポリシーが『使い捨て』ってことも

言っておくけど。

私は自分の部下を『使い捨て』なんて思ったことは無い。

ただ、私の元に来るものがそう勘違いしているだけ。

そんなの関係ないわよ。

とにかく、私は他人が棄てたモノを再利用してあげてるの…
素晴らしい『リサイクル』だと思わない?

…ふぅん

なに言ってるのか分からないね。
1回アタマ診てもらえば?

ッ!(プチッ

……カオル

殺りなさいッ…!!

「…………ハ…、」

シュッ

…甘い。(ヒラッ

遅くなった?

「!」(ガラッ

……『薫』

「……?」(クルッ

ギュッ

───!!

…今までありがとね(ボソッ

バーアン!!

…!

!、…ア……ッ

じゃあね

・・・・・

──────ぉ

──────ぉ、じょぅ……?

バタッ

…!

お疲れ様。

………は

はッ…はッ??、ハッ???…

な、……んで…

なんで…コイツの名前をッ……!!

…赦さなぃ……ゅるさない……ッ

あ、……ッお前のせいでッ………!!!(ダッ

グサッ

ッ!

痛ッ、……酷い事するのね?

あんまり深くない…か

なんで…ッ!

あああ゛ああ!!!

バァンッ!バァンッバァンッ!!

…目線、殺気、弾の軌道

───わざと避けさせてるの?

ヒュッ

なッ、…………ぅそ…っ

今の……ッ全部………、!?

…遅い(スッ

パキュッ゛!!!

……………め……が、っ?

ぃ…い゛やぁぁああああぁああああああ゛ッ!?!!

…………私の勝ちね。

………『由希姉』

…………ッ!!!

なにッ…………ょ……、

なんでさ、こんなことしたの??

なんで……?

………あたしは、悔しかったんだ

「次女のくせに」

「あたしの方が」

なのに、周りは…アンタばっかり気にかけて……!

あたしのことなんか見向きもしないのよッ!!

「あたしだって」

「ねぇ、パパ、ママ」

「あたしをみてよ」

ずるい…、ずるいッ!

ずるい…か。

私はね。ずっと期待されてた。

そうでしょう!

でもね、重かった。期待が。

なんでもできるって思われて。期待通りに行かない事が怖かった。

みんな私を見てくれなかった。

みんな私の未来を見てた。

今の私を見てくれなかった。

でも、禮兄は見てくれったけ…

だから、両親がいなくなった時…

…!

ああ、やっと解放されるんだなって思った。

この重苦しいのからやっと逃げられるんだって。

でも…でも……!

どうせアンタと比べてあたしなんか…ッ、

あたしなんか……生まれてこなきゃよかっ───

姉さんッ!!

………ッ!!

…違うよ、そんなの間違ってる

あなたは在るべくして生まれたんだ

だって、たった一人の、
……私のお姉ちゃんだもん

……!

確かに私は姉さんから沢山のものを奪ってしまったかもしれない。

恨まれて必然かもしれない。

けどね、

私も辛かったことを忘れないでほしい。

そして、奪うのは『コレ』で、最後にすることにした。

………姉さんの右眼。

!!

あなたの『過去』を奪ってあげる

だから…もう

こんなことはッ、…やめよう…?

…………ッ

なんだょ…………、それ………

いみが……っ。…わからないょ……

スタッ……

…!ぁ………

………終わったん、だね

…疲れたなぁ

…レミ姉いるんでしょう?

レミリア

ええ。

レミリア

終わった?

うん。

麗っ!

なんで…

レミリア

着いてきちゃって

そっ…か

麗ちゃん!

禮兄…

班長…

由希…

禮兄はね、忘れてなんかいなかったんだよ。

そんなっことって…!

すまなかった…隠しているならそのままにしておこうと思ったんだ。

良かった…な。

バタッ

レミリア

麗ちゃん!

ごめ……ん

無理しすぎた…

レミリア

あとは任せて。

あり…が…と

お疲れ様でした。

これにて、一連のすとぷりパロから始まったお話は終わりとなります。お付き合いいただきありがとうございました。

あと、後日談と、私が書きたいオマケを書いたら本当に完結になります。

あともう少しお付き合いください。

マフィア物語 海外編

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