私は数分前から意識を取り戻していた。
白髪長髪の女がいた。
ダレだか分からないが警戒しておこう
コチラにも危害を加えてくるかもしれない
零
この女、私の頭を撫でてきたんですけど
え?知り合いでしたっけ
…この人、サイコパスなんだろうな
一つ一つの発言がサイコパス
怖ぇ…
なんで、なんで…
なんで、私の術式が使えてるの
白髪長髪の女は私に触れ呪霊に放った。
それも私の術式″夢幻″を
意味が分からない
白髪長髪の女は私に手を伸ばしてきて
???
っと放った。
嗚呼、本当にこの女は… 馬鹿だね。
私は心の中で″無魂″と唱えた。
無詠唱術式
高難易度だけど私は出来る。
だって私は…
最強の妹だから。
私は白髪長髪の女の口調を真似
最期の死を見送ってあげた。
嗚呼、なんということでしょう
とても可哀想ですね。
でも、貴方もこれをしていましたよね
零
冷たくなった白髪長髪の女を見つめ
零
零の体には呪霊から受けた傷が あったはずだった。
呪霊から受けた傷は一切無くなっていた
そう、零は… 無意識的に″反転術式″を使ったんだ。
零
零
私は冷たくなった少女を嘲笑った
戦い慣れをしていない
だから私でも殺せた
…嗚呼、でも… この子は呪詛師では無いのだろう
でも私のことを知っている口調だった。
…私の六眼がこの少女に発動しない。
そしてこの森にも
…此処は一体なんなのか…
私はよく分からない一般人を殺してしまった。
これが上層部にバレたら私は呪詛師として扱われるだろう
兄様とも恵とも悠仁とも
野薔薇とも真希とも…
棘ともパンダとも憂太とも…
硝子とも フェイとも…
嗚呼、本当に怖いな
…私、逃げようかな。
うーん、逃げたい
零
零
バレなきゃ犯罪じゃ無いという
バレなきゃいいのだ
人殺しだってバレなきゃいい
嗚呼、嬉しいね
恋人と同じ立場に立てるのも
フェイも盗賊だから人殺しは当たり前
恋人の当たり前を理解できるなんて最高でしょ
最強で最高の恋人
嗚呼、でも…呪詛師は殺してもいいみたいなのもあるけど
だとしたら私は何度も何回も…
人殺しを重ねていることになる。
なら、もう…いいや。
私も、疲れたんだ
このまま呪霊に殺される運命も良かったけど
助けが来るって視えてたから。
だから一度は諦めた
零
どちらにしようか
このことがバレたらバレたで面倒臭い
零
やっぱり恋人1番
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