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あき
店の奥は、しん、と静まり返っていた
あき
返事はなかった
でも暗闇の奥に水色の特徴的な髪が見えた
ぷり
あき
黙り込んでいた店主が話す
店主
あき
店主が立ち上がる
そして棚の奥へ歩いて行く
カツ、カツ、カツ
あき
俺たちも恐る恐る後ろをついて行く。
奥には、小さな部屋があった
初めて見る部屋
壁一面に引き出し
全部にラベルが貼ってある
あき
あき
あき
あき
あき
店主が引き出しを指でなぞる
店主
あき
店主
あき
なんかその感じわかる気がした
忘れたふりした言葉
ほんとは全然消えてないときある。
すると
部屋の奥からまた声
ころ
今度ははっきり聞こえた
小柄の俺らと同い年くらいに見える男の子
輪郭がぼやけている。
顔だけ上手く見れない
ぷり
店主
店主
ぷり
男の子は静かに言った
ころ
俺の心臓が跳ねる
あき
ころ
声が少し震えていた
ころ
部屋の空気が冷える
男の子は、自分の胸をぎゅっと押さえた
ころ
俺はその顔を見つめる
ぼやけているのに何故か泣いてるのがわかる
店主が棚を開ける
店主
中には小さなガラス片が入っていた
淡いピンク色
まるで砕かれた飴みたい
『好き』そう書かれてる
店主
女の子は震える手で受け取った
その瞬間
パリン、と音がした
ガラス片が光になって消える
同時に男の子の輪郭が少しずつはっきりしている。
泣きそうな顔
でも何処か安心した顔
ころ
小さく息を漏らす
ころ
その言葉は
悲しいのに少し綺麗だった
俺は何も言えなかった。
ぷーのすけも黙ってる
男の子は2人を見て
少しだけ笑った
ころ
ころ
次の瞬間
ふわっと光になって消えた
静寂。
店の時計の音が鳴り響く
しばらくして君が言う
ぷり
あき
ぷり
ぷり
俺は少し考えて
少し笑った
あき
その時店主が2人を見て
珍しく柔らかに笑った
店主
あき
雨はまだ降っていた
あき
あき
あき
ぷり
あき
ぷり
ぷり
あき
あき
ぷり
あき
あき
ぷり
あき
ぷり
ぷり
ぷり
あき
本当に君〈ぷーのすけ〉はずるい。
雨の音と鼓動の音が聞こえた_______
♡15
コメント
1件
わあ〜第4話、めっちゃ良かった…!😭💕 「好きって言葉を消した」っていう男の子・ころくんの話、すごく胸にくる…。言ったら終わる気がして消したのに、消したら苦しくて理由もわかんなくなるって描写、リアルすぎてやばい。 最後に「僕、ちゃんと好きだったんだ」って気づくところで泣きそうになったよ。 ぷりのすけの「好きってめんどいな」もわかる〜。でも消したらもっと苦しいって、人間の感情ってほんとバグだよね(笑) あきくんとぷりのすけの空気感も好きだし、店主さんの優しい笑顔も効いてる…。続きどうなるの?気になる〜!🌸