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1年前。
奈緒
翔
そして会話交じりで食べたお肉は とても美味しかった。
翔
奈緒
そう、この時は 翔くんは、仕事もしていて ご飯も奢ってくれていた。
あい
奈緒
あい
私は親友の、あいとコーヒーを飲みながら 今日もお決まりの会話をしている。
奈緒
あい
あいはそう言うと、バイトだから私行くね〜と元気にバイト先に向かった。
奈緒
翔
私は気づいた。 気づきたくないのに 傷つきたくないのに 見えないものを追っていく。
奈緒
翔
あ。嘘ついた。 翔は嘘つくとき 私の目をずっと見て逸らさない。
奈緒
胃の奥から吐き気が込み上げる。 嘘ついてる。 また嘘だ私に嘘をついてる。 平気な顔をして私を傷つける。
翔
奈緒
トイレに駆け込み、先程食べたものを全て吐いてしまった。 苦しい。
奈緒
奈緒
私は泣いてるのを シャワーの音で掻き消して まだ息が上がってるのを 気づかれないように 翔に背を向けて寝た。
さっきまで、他の女の子と寝てたんだよね 他の女の子と 私にするみたいに沢山、沢山、 その夜はそんなことを考えながら 苦しい中、浅い暗闇へと落ちていった。
翔
私は知らないフリをする きっと問い詰めたら、 翔は、私の前からいなくなる。
奈緒
翔
奈緒
翔
ほら、こういう所。 いつも優しく傷つける。 離してくれない。
奈緒
翔
奈緒
私はその日の夜、してはいけないことをしてしまった。