TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

依頼だからといって

一覧ページ

「依頼だからといって」のメインビジュアル

依頼だからといって

1 - 依頼だからといって

♥

100

2022年12月30日

シェアするシェアする
報告する

みめる

皆さんおはこんばんにちは!

みめる

今回はるぅとくんメインでかかせてもらいます

みめる

それでは…

るぅと

えへへっ

るぅと

捕まえた〜

るぅと

あなた、暴れすぎなんだよ?

るぅと

まぁ、最期まで元気だったってことで?

━━━━━━━━━━━━━━━

るぅと

あーあ、汚れちゃった…

僕はひとつの事を除けば

極々普通な一般人。

ひとつの事とは僕の職業のこと。

ちょっと変わったお仕事をしてるんだ。

給料もすっごく高いからお金に困らない生活をしている。

僕の職業は「代理殺し屋」

「代理殺し屋」って、なんだーって最初は思った。

でも、案外単純なこと。

 人はみんな人に恨みを持つんだ。

その恨みが頂点に行って殺意に変わる

その殺意が自分では人を殺すことなんてできないとわかると

「自分では殺せないけど殺したいんだ。」

って思うようになる人がいる。

それを代わりにやるのが「代理殺し屋」

僕の場合はわざわざ本部に行くのは面倒だから

僕の電話にかけてもらうようにしてる。

普通は許されないんだけどね、

僕は代理殺し屋の人の中ではトップにたっている。

だから許されるんだ。

依頼の電話がならない限り、

僕は普通の人。

プルルルルル…

るぅと

ん…?

依頼かな…あ、

オーナーだ…

…今日なにかあったっけなぁ

さとみ(オーナー)

もしもし、

るぅと

もしもーし

るぅと

何の用ですか?

さとみ(オーナー)

あぁ、買い物を頼みたくてな。

るぅと

なんで僕なんですか?

るぅと

僕、依頼いつ来るかわかんないんで忙しいんですけど…

さとみ(オーナー)

何となくでお前にした。

さとみ(オーナー)

スーパーの方には連絡入れてるから

さとみ(オーナー)

受け取って本部に持ってきて。

るぅと

……わかりました

さとみ(オーナー)

待ってるからな。

るぅと

はぁーい

るぅと

めんどくさぁい…

でも…さすがに行かないとなぁ

水と缶詰…

結構重いんだよなぁ

店員

いつもご贔屓にありがとうございますぅ

るぅと

いえいえ、こちらこそいつも大量に仕入れさせてすみません

るぅと

では、ありがとうございましたー

災害グッズを置いているお店

普通のところで買わないと怪しまれる。

だからここのスーパーにあるところで買っている

缶詰と水、そこにオーナー手作りの毒を入れる

相手に毒水をかけたり仲良くなって毒入り缶詰を食べさす

そうやる人もいるそうだ。

るぅと

おっも…

???

あっ!るぅとくん!

るぅと

…えっ?

???

るぅとくーん!久しぶり〜!

るぅと

り、莉犬!?

莉犬

うん!

るぅと

久しぶりじゃん!

莉犬

高校ぶり?

るぅと

そうだね、

莉犬

うわっ、その荷物どうしたの?

莉犬

重そう…

るぅと

あ〜…

るぅと

…会社でね、缶詰パーティするんだ!

るぅと

うちのオー…社長がね、缶詰と水が好きでね?

るぅと

それで買いに来たんだ!!

莉犬

そうなんだぁ!

莉犬

会社で缶詰パーティかぁ

莉犬

楽しそうだなぁ

るぅと

……ほっ

莉犬

俺も缶詰食べたくなってきちゃった!

莉犬

あ、ここの災害グッズ屋さんにあるの?

るぅと

あ、うん!

莉犬

買ってくるね〜!

莉犬

あ!そうだ!

莉犬

連絡先、交換しよ!

るぅと

う、うん!

莉犬

これでいつでも連絡できるね〜!

るぅと

そうだね〜!

莉犬

それじゃ、また会おうね〜!

るぅと

…ばいばい

こんなに楽しいの、いつぶりだろ

ガチャ

るぅと

お待たせしました〜

さとみ(オーナー)

おぉ、ありがと

るぅと

…毒入りの水かけるって結構残酷ですよねぇ

さとみ(オーナー)

毎回言うなそれ、

るぅと

だって肌が溶けるんですよね?

るぅと

可哀想じゃないですか?

さとみ(オーナー)

可哀想…って

さとみ(オーナー)

そんなお前はどうやってんだ?

るぅと

え?

るぅと

包丁で1発?

るぅと

そっちの方が苦しくもないし、早くおわれる!

さとみ(オーナー)

…早く終わるのはいいがな

さとみ(オーナー)

いいか?この職に変な情はいらんからな。

るぅと

はーい

るぅと

ていうか、僕、この仕事で可哀想って本気で思うことないんで!

さとみ(オーナー)

それはよかった

さとみ(オーナー)

それじゃ、今後とも頼んだぞ

るぅと

はーい!

るぅと

たっだいま〜

プルルルルル…

お、今度こそ依頼かな〜

るぅと

もしも〜し

〇〇

も、もしもし

〇〇

その…代理殺し屋のるぅとさんでしょうか

るぅと

そうですけど

るぅと

依頼ですか〜?

〇〇

は、はいっ!

るぅと

まず君の名前は?

〇〇

〇〇です!

るぅと

〇〇…

聞いたことある…

…気のせいかな

るぅと

依頼金はー?

〇〇

え、えっと

るぅと

僕、この職では結構高い方だよ?

るぅと

で、何円かな?

〇〇

…〇千万!

るぅと

おっけ〜

るぅと

で、誰をやればいいの?

〇〇

…莉犬です!

るぅと

……え?

〇〇

××高校出身の現在○×会社で働いてる莉犬です!

莉犬だ…

出身高も、今務めてる会社も

莉犬と一緒だ

嘘…本当に莉犬なの?

るぅと

み、見た目…は?

〇〇

赤髪に黒メッシュがあって、オッドアイの…犬耳がある!

るぅと

……

莉犬だ…

るぅと

な、なんで依頼をしたの?

〇〇

…中学生時代、アイツばかりがいい思いをして

〇〇

高校になってもアイツばかり友達が出来て

〇〇

俺は何もかもがアイツに劣っていた

〇〇

それでアイツを虐めると俺が仲間はずれにされたんだ!!

〇〇

社会に出た今も有名企業に働いて!!

〇〇

俺はアイツが憎いんだ!!

るぅと

…わかりました

るぅと

御依頼、承りました。

るぅと

…莉犬を…?

るぅと

意味わかんない…

るぅと

親友を…殺す?

この職に変な情はいらん

これは…変な情?

違う…よね?

承ったには…やらないと

でも…!

るぅと

…やらないと…いけないのに

るぅと

莉犬、着いてきて!

莉犬

う、うん

莉犬

ね、ねぇるぅとくん

るぅと

どうしたの?

莉犬

ここ、どこなの?

莉犬

なんか怖いし…

莉犬

どこに行くの?

るぅと

莉犬

…ねぇ

莉犬

るぅとくん!

るぅと

……

莉犬

なんか変だよ!

莉犬

どうしたの?なんで黙るの?

るぅと

……ごめん

るぅと

今は何も言わずに着いてきて

莉犬

…うん

莉犬

……っ

莉犬は床や周りを見て青ざめた。

当たり前だろう

床には多くの血痕があるし

周りには今まで依頼でやった人の死体がたくさん

莉犬

何…これ…?

莉犬

なんで…この人達…?

るぅと

……

莉犬

ね、ねぇ!!何か言ってよ!!

るぅと

ごめんなさい…莉犬

るぅと

僕は…代理殺し屋っていう所で働いてて

莉犬

代理…殺し屋?

るぅと

内容は言葉の通り。

莉犬

……っ

るぅと

…今まで数え切れないほど人を殺してきた。

るぅと

…それで、

莉犬

俺を殺して欲しい…って依頼が来たの?

るぅと

……うん

るぅと

それでさ……っ

莉犬

……!?

るぅと

僕と一緒に死なない?

莉犬

……一緒に?

るぅと

包丁、ちゃんと2個持ってきたんだ…!

るぅと

…僕ね、1発で死ねる場所、わかるんだ?

るぅと

楽に逝けるよ…?

莉犬

なんで…なんで…!

るぅと

こんな僕でごめんね。

るぅと

大丈夫、僕は地獄に行くから。

るぅと

安心して。

莉犬

……るぅとくんだけでも

るぅと

僕が生きてても、また…依頼を受けるんだ

るぅと

…依頼主からすると…嬉しいことだと思う。

るぅと

けどさ……

るぅと

被害者の御家族は…とっても悲しいんだってわかった。

るぅと

そんなことを…もう続けなくない。

莉犬

それなら…辞めれば…

るぅと

この職に変な情はいらない。

るぅと

この職に必要な情は依頼をこなす

るぅと

それだけ。

るぅと

きっと辞めたいって言っても認めてはくれないんだ。

莉犬

……っ

るぅと

お願い莉犬

るぅと

わがままでごめんね。

るぅと

一緒に死んで欲しい

莉犬

……わかった。

るぅと

ここをお互い刺そうね?

莉犬

…うん

━━━━━━━━━━━━━━━

この作品はいかがでしたか?

100

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚