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Suchi
Lan
可愛いっ~
二人一組に別れた後、俺はすちとペアになった。
実際言うと滅茶苦茶嬉しい。
ただ喜びすぎてしまうと、すちに不穏に思われてしまうので、
喜びたい気持ちはそっと心の中に閉じていた。
そして今現在。
少し違う所に寄り道をしながらも、やってきたこのクレープ屋。
俺らはクレープを美味しく頬張っていた。
すちは目を輝かせ、ハムスターかのように急いで食べてほっぺを膨らませていた。
その姿を見て、更に愛らしく感じる。
Suchi
Lan
心がズキリと悲鳴をあげる。
自分がちゃんと笑えているのかが分からず、心配になる。
俺はただ、しっかりと笑えてるのを願うだけだった。
Suchi
Lan
Lan
Suchi
Suchi
Lan
あーあ、 なんでバレちゃうかなぁ…(笑
心の中で苦笑するしか無かった。
甘かったクリームが唐突に苦く感じる。
今にでも吐き出してしまいそうになる程、気分が悪くなってき始めた。
手先が震え、動悸が止まらない。
Suchi
Lan
Lan
Suchi
Suchi
すちは、手に持っていたクレープをお持ち帰り用のパックに入れる。
そして、俺の前で少し屈んだ。
それはまるで、俺がすちにおんぶされるような体形の1歩手前だった。
ただ実際、おんぶされるなんて、少し気が引ける。
俺はそのおんぶを拒否しようとする。
Lan
Suchi
ただすちのその声には 「怒り」「悲しさ」「辛さ」
計り知れない程の感情が混ざったかのような声色だった。
俺は諦め、すちの背中に仕方なく乗った。
本来なら嬉しく感じるその行動も、今日は不思議と嬉しく感じなかった。
でも、先程の心のあの痛みは少しだけ和らぐ__そんな感じがした。
外は既に少し赤く染まり始めていた。
時間の流れがとても早く感じた。
俺はただ、すちの背中に乗り、赤く染ったコンクリートを見つめているだけだった。
いつもヘラヘラと動く口は、重く閉ざされたかのように開かなかった。
すちが一歩進むごとに、歩いた振動が伝わってくる。
それがどうも、痛みをまだ残していた心に、心地よく響いた。
Suchi
Lan
すちは、歩みを進めていた足を止めた。
そして俺の名前を落ち着いた声で呼ぶ。
それに俺は少し低い声で、ぶっきらぼうに返答する。
Suchi
Suchi
Lan
バッ、と後ろに振り向き、俺に問いかけるすち。
その問いかけはあまりにも想像以上のもので、思考が停止する。
そしてそれと同時に、あの時の痛みがまた再発してきたように思えた。
Suchi
Lan
Suchi
少し微笑み、また歩みを進め始める。
そして歩きながらまた、口を開く。
Suchi
Suchi
Lan
Suchi
すちが放ったその言葉を否定しようとした。
けど、はっきりと芯の通った声で、俺の否定の声をすちは否定した。
Suchi
Suchi
Lan
グッ、と涙を堪える。
今すぐにでも、俺の目の縁を飛び越え、溢れてしまいそうな涙を。
優しく、ふんわりとした好きな声。
それでもその言葉の内容は、俺の心に深く重くのしかかる。
その後、すちは何も口を開かなかった。
きっと、俺にかける言葉が何もなかったんだろう。
あの後、俺はおんぶされたまま家まですちに送って貰った。
すちは俺を気遣ったのか、何も言わないまま自分の家へと帰っていった。
俺はお風呂や夕食。歯磨きすらもする気力がおきなかった。
そのため制服姿のまま、俺はベットに無気力に仰向けで寝転んでいた。
ボーッ、と思考を鈍らせてただ天井を見つめる。
〝孤独〟が〝愛を欲する気持ち〟が段々と心の奥底から膨れ上がってくる。
そう思える自分が、醜く感じてくる。
……消えてしまいたい、
どす黒い闇に飲み込まれるような感覚が体全体に染み渡っていく。
刃が胸を突き刺すような激痛が何度も身体中を駆け巡る。
Lan
訳も分からない痛み、感情。
ただ涙が込み上げてくる。
誰か……来てくんないかな、
叶わぬ願いを胸に〝孤独〟を一人でただ耐え続ける。
そんな絶望の中、一筋の光が差し込むように俺の耳に1つの音が届く。
それは、インターホンの音。
俺はすぐに立ち上がり、玄関へと向かった。
泣いた顔のまま。
*ガチャッ*
勢いよく開けた。
たが、誰が来たかも見てない。
だからこそ、見知らぬ人だったらどうしよう。
そんな事を開けてから今更に気づき、少し焦る。
ただ今更気づいたってもう遅い。
けど、俺の前に立っていたのは。
紫色の髪に黄色い目をした三白眼のアホ毛がある〝いるま〟だった。
Ilm
Lan
Ilm
Lan
Ilm
Lan
ニコッ、と笑顔を浮かべた彼に安心たのだろうか。
俺はいるまに抱きつきながらも、涙は止まらなかった。
いるまは驚きながらも、冷静を取り戻したかのように俺を中へと誘導してくれた。
少し俺を支えながら。
そんなちょっとしたいるまの優しさ《仕草》。
そんな優しさに心が暖まる。
───俺の黒かった心がゆっくりと光を取り戻していっているようだった。
嗚呼、好きなのかもな……
〝 いるま 〟が。
3話 闇と光 _ 𝐟𝐢𝐧𝐢𝐬𝐡
コメント
14件

ふー通知くん??? 新しいのでてこんな話数進んでたと思ったらガチなんだよんん怒りが((( 取りま百翠が終わったことが泣きたいです(( これさ言い方悪いように聞こえたらほんとに申し訳ないけど、もうなんか公式な気がしてならない(((( えでも翠璜もいや他も全部尊いからいいか((( そして一旦小説を書くの上手すぎますよほんとに語彙が高すぎる(
忙しすぎてコメント遅れたぁ これは、、、両思いになりそうだけどそう簡単に行くもんかなぁ、、、うんわかんね
お久しぶりです! 最近見てなかったよおお すいません😭 中身みたら神作がまたできてる! 流石です✨✨✨ 🍵🌸なんか儚い(?) 🌸君諦めて📢君に行くのは いいがそれは🍍君が どうなるんだ😶❔ まじで結末が分からない!! 🍍🦈になるのかなー?