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黒胡
澱武
オレは何故か知らんが 澱武に見守られながら 水を飲みほし、
振り返る。
黒胡
澱武
今度はオレが その余裕そうなカオを 崩してやるぜ。
黒胡
黒胡
誘うのが へたすぎる…っ‼
黒胡
黒胡
と、羞恥に襲われていると…
澱武
黒胡
黒胡
…案外効果は 期待できるようだ。
黒胡
黒胡
例のぴりぴりするやつを、 澱武の手で、 塗り込まれている。
黒胡
澱武
黒胡
こうもスパルタなもんだから、 オレが好きなのか嫌いなのか たまにわかんなくなる。
「こいつ、 オレの『苦しんでる姿』が 『好き』なんじゃね?」と。
黒胡
黒胡
黒胡
……え
澱武
澱武が、泣いている。
いや、たぶん泣いてる…よな? 閉めの甘い蛇口のように、 無表情で静かに雫を零している。
黒胡
黒胡
黒胡
黒胡
澱武
澱武
澱武
澱武
澱武
澱武
澱武
黒胡
澱武
澱武
澱武
黒胡
澱武
黒胡
はっ…
澱武
黒胡
澱武
言い終わる前に、 黒胡の手が 雑に頬をぬぐった。
そして、自分の首元を がばっと見せて、
黒胡
黒胡
黒胡
前よりちょっと増えた、 鎖骨まわりの赤い痕。
医者に見せれば内出血、 僕に見せれば黒胡の気持ち。
澱武
黒胡
不敵に笑う黒胡。
そういや僕は、 黒胡のこういう笑顔に 惚れたんだった。