無能でごめんなさい。

ﾎﾞﾌｯ

自室へ着いた途端、俺はベッドへ飛び込む。

自室へ戻るまで、俺は短距離部隊の一般兵軍の訓練、短距離部隊の訓練、次の戦争の情報収集(エミさんとトントンの手伝い)、そして大先生を医療室へ運ぶ。

……という事をやった為、流石に疲れた。

休みたい。

そうして俺は毛布を被り、瞼を閉じた。

ゆっくりと瞼を開く。

見える景色のは俺の部屋。 白いテーブル、椅子。 そして監視室へ繋がる隠し扉が隠れている本棚。

隠し扉は一応秘密にしている。 別に秘密にする理由は無いけど…

ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ

本棚を引きずり、監視室へ繋がる扉を開ける。

ｶﾞﾁｬｯ

監視室へ繋がる隠し扉へ入ると、下へ下る階段がある。

階段を下っていくと、監視室へ着くまで、暗い通路が続く。 (※何故か階段は少し明るいから転けたりはしない)

俺の部屋から監視室まではかなり遠いから、この暗い通路を監視室に着くまでずっと歩くのも少し怖い。

ｶﾞﾁｬｯ

…もう言うか。

チーノはまだ困惑している。

そりゃそーよな……

ｶﾞﾁｬｯ

ﾊﾞﾀﾝ

今はショッピくんと一緒に大先生が寝ている部屋へ来ている。

大先生の傷は全治2年や1年ほどかかる。

腕の骨や足の骨が折れており、更に擦り傷、銃で撃たれた傷、切られた傷…

明らかに、何ヶ月で治る程度の傷ではなかった。

ショッピくんはそう言う。

傷は全治しなくとも、起きるだけで皆は嬉しいと思うから。

ショッピくんがそう言う。

大先生ほど愛されている人は居ないと思う。

急にショッピくんが大先生の悪口を連呼する。

と、自分がそう言われたら少し辛い事をさらっと言うショッピくん。

大先生は本当に、皆に愛されてる人だよ。

Next→♡50 ここまで読んで下さりありがとうございました。