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2049/3/21 [記録]

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2049/3/21 [記録]

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2019年03月03日

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矢ヶ部

昨夜、BARのようなところで飲んだことの無い酒を飲み楽しんでいた

矢ヶ部

そこのマスターは気さくで、名所を聞くと教えてくれた

矢ヶ部

なんでも、奇跡が起こる逆さに昇る滝があるという

矢ヶ部

どういうことなんだろうかと興味を持ったので、今日行ってきた

矢ヶ部

その滝は、少し観光地より離れているため、キュラという獣に乗って行った

矢ヶ部

キュラの見た目は、ライオンのようなたてがみを持った象のような生き物だった

矢ヶ部

大人しくニューマンに懐いていた

矢ヶ部

この辺りには遺跡があるんですよとガイドの話を聞いているうちに、その滝は姿をあらわした

矢ヶ部

本当に滝の水が昇って、重力に反したと気がついたように、高さ10メートル辺りで噴水のように水が落ちてきている

矢ヶ部

水の色はエメラルドグリーンに輝いた

矢ヶ部

というかこれは間欠泉ではとも思ったが、ガイドの話だと、あそこの空間は歪んでいて、重力が反転しているらしい

矢ヶ部

迫力のある風景には違いなかったので、俺は素直に感動していた

矢ヶ部

ケイにも見せてあげようと思った時だった

矢ヶ部

数メートル先にケイがいた

矢ヶ部

こちらに微笑み、すごいねと言いながら

矢ヶ部

俺には訳が分からなかった

矢ヶ部

気がついた時には、走り出し抱き寄せていた

矢ヶ部

ケイは痛いよと俺の腕の中で笑いながら抱きしめ返してくれた

矢ヶ部

やっぱり生きてた

矢ヶ部

死んでなんかなかった

矢ヶ部

そう思った

矢ヶ部

もう、手放すものかと手を繋ぎ一緒に観光した

矢ヶ部

ケイは魔法を習えるところないのかなとはしゃいでいた

矢ヶ部

ある訳ないだろと笑い返すと、そんなの分からないでしょ!と怒っている

矢ヶ部

本当にケイだ

矢ヶ部

嬉しくて涙が溢れる

矢ヶ部

ケイにほんと泣き虫なんだからと笑われ、そうだなと頷く

矢ヶ部

ケイは笑いながら、俺の涙を拭ってくれた

矢ヶ部

その後、食事を済ませ昨日行ったBARへ顔を出した

矢ヶ部

マスターに仲が良くて羨ましいと言われ、内心嬉しく思った

矢ヶ部

そして、今、ホテルに戻りケイが風呂に入っている

矢ヶ部

夢のようだ

矢ヶ部

いや、今までが夢だったんだ

矢ヶ部

そう思った

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