テラーノベル
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俺にとって戦争は、 永遠に続く冬のようなものだ。
「はやく終われ」と願っても、 自分の手では終わらせられない。
寒さに耐えて、爆撃に耐えて、 ただ、ただ敵国が、 白旗をあげるのを待つだけだ。
ソ連
ソ連
領地を欲して南下したあの戦争も、 つかの間の安定を崩したこの戦争も、 パンと平和を求めるようになっていた。
…本当は、 そんなもの無くても良かった。
俺には味方が必要だ。
間違ったことを間違っていると言い、 一緒に立ち上がってくれる、 革命的な味方が。
アメリカ
ソ連
いつの間にか 「俺が引き抜く」ことが 「終了」の合図になっていた。
アメはアメで、 俺は俺で思いっきり 白濁を吐き出し終えたあとは、
大した余韻に浸ることなく、
アメリカ
後処理もせず仕事へ 向かってしまう。
俺はというと、
ソ連
まだ俺のものに残る あたたかい感覚が、 かじかんだ頭を溶かす。
…………北国は、 スロースターターなのだ。
吹き荒れる吹雪のせいで 頭までしもやけするかといつも思うし、 雪で外にも出れず 怠惰で、眠たくだってなってしまう。
そんな中、 この熱は貴重だ。
まいにち寒さにやられて 鈍くなった頭を、 ほどよく火照らせる。
ソ連
俺は どんどん 見境がなくなっている。
本来なら汚したくないであろう台所も、 欲が芽生えたら使い込む。
それに文句を言うかと思われたが アメはなにも言わず、 むしろちょっと喜んでた。
…最近コイツの 変態っぷりも 浮き彫りになってはいる。
アメリカ
力が入り、キッチンの上に 体重を乗せることになろうと アメリカは懸命に受け止めている。
その姿に、 俺のは尚も膨張する。
アメリカ
ソ連
アメリカ
ただ…俺のが奥へ奥へと 進むたび、
アメリカの手に加わる 力が抜ける。
そのうちずるりと、 キッチンから滑り落ちたので 代わりに握っておく。
アメリカ
アメリカ
ソ連
アメリカ
アメリカ
アメリカ
ソ連
そうか。 封じなくては。
ホントはしてあげたい、 唇を奪うことと 肌に痕をつけることと 歯形をつけること。
でも、蓋をしなくては。
…彼氏ではないのだし。
アメリカ
アメリカ
ソ連
ソ連
ぱんッ!!!♡
アメリカ
アメリカ
アメリカ
ソ連
アメリカ
綺麗になった台所にて、 とある「実験」を行う。
というのも、
ヨーロッパのパンは、とても固い。 パンが皿になれるのではないかと 錯覚するくらい、ガチガチなのだ。
そこに、アメリカから 悪魔の囁きが聞こえる…。
アメリカ
アメリカ
ソ連
ソ連
アメリカ
そうしてアメリカは、 ともだちみたいに 楽しそうな笑顔を向けた。
ソ連
ソ連
ソ連
コメント
8件
あの媚薬の小説に繋がるのだろうか……
この二人は結ばれる幸せエンドになってほしいっ…!!!