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すみません。私テラノーベル初心者なんですけど、♡はどうやったら押せるのでしょうか、?💦
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
ほとけside
今日も教室で親友であるり うちゃんと初兎ちゃんと喋っている
授業は面倒だが、 二人と会えるなら頑張れるというものだ
実は最近、二人には恋人ができた
だからずっと惚気話ばかり 聞かされている
嫌ではないが少し飽きてきた(苦笑)
ちなみに、二人の恋人は 男の子で両方一年上の先輩
恋人が居て羨ましいな、 なんて思いながら二人の話を聞いていた
りうら
ほとけ
りうら
ないくんというのは りうちゃんの恋人のこと
ないこ先輩とは前に 会ったことがあるけど、 かなりのイケメンだった
初兎
ほとけ
初兎
そして、悠くんというのが 初兎ちゃんの恋人さん
悠佑先輩とは会ったことはないけど、 写真は見たことがある
ないこ先輩とはまた違った ジャンルのイケメンだった
ほとけ
初兎
りうら
恥ずかしがることもなく気持ちを 思いっきり曝け出す二人
そんなに好きになれる相手が 見つかるなんて、 僕からしたら羨ましいぐらいだ
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
二人を見ていたら、羨ましくなってきた
このまま恋人ができないまま 高校生活が終わるのは避けたい
初兎
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
初兎
ほとけ
りうら
ほとけ
顔も名前も思い出せないのに、 存在だけは僕の胸の中に ずっと残っている
もう一度会いたいと思うけど、 これだけしか覚えてないんじゃ 難しそうだ
初兎
ほとけ
キーンコーンカーンコーン
僕の初恋の話で盛り上がっていると、 チャイムが鳴ってしまった
初兎
りうら
二人は走って席に戻っていく
幸いまだ先生は来ていないから 大丈夫そうだ
ガラガラガラガラ
先生
こうしてめんどくさい授業が始まった
初兎
りうら
初兎
ほとけ
初兎
りうら
初兎
ほとけ
授業も終わり、昼休みになった
僕らはお弁当片手に屋上へ向かっている
大体の学校が屋上には入っちゃ ダメらしいけど、 この学校はフェンスが高いから 入れるらしい
2メートル以上あるし、 上部分にはトゲのようなものが あるから事故も起きないだろう、 ってことらしい
それに万が一のために 監視カメラもあるらしい
屋上はかなり広いからたくさんの人が お弁当を食べている印象だ
ガチャ
屋上の扉を開けた瞬間、 賑やかな話し声が聞こえる
このワイワイとした空気感が 何気に好きだ
学年の垣根を超えて 一緒に食べている人も少なくない
りうら
初兎
ほとけ
屋上は人気なだけあって、 遅く来ると争奪戦になることもある
少しでも座れそうな場所を見つけたら 直行すべきなのだ
子供組
子供組
???
りうら
お弁当の用意をしていると、 りうちゃんに誰かが話しかけた
りうら
ないこ
その相手はないこ先輩だった
桃色の綺麗な髪と目に、整った顔
バチバチなピアスが印象的だ
悠佑
初兎
ないこ先輩の後ろからひょこりと 顔を出して初兎ちゃんに 話しかけたのは、悠佑先輩
茶色から黄色のグラデーションの長髪と 少し童顔な顔立ちはやはりイケメンだ
先輩達もそうだが、 りうちゃんや初兎ちゃんに 僕の周りの人は顔が整いすぎだと思う
自分の平凡さに悲しくなってくる
ないこ
りうら
りうら
初兎
ほとけ
僕は正直どっちでもいいが、 二人はきっと恋人と食べたいだろうから 賛同する
2:2:1に分かれてしまいそうだけど、 そこは諦めるしかない
悠佑
いふ
“まろ”と呼ばれた人物は 突然話を振られたことに 驚きながら承諾した
悠佑先輩とタメ口で喋っていると 言うことは、おそらく彼も 先輩なのだろう
ないこ
いふ
ないこ
悠佑
初兎
トントン拍子に話が進んでいき、 自己紹介する流れになった
会話を交わしながらもお弁当を食べる用意は 各自していたので、食べながらになりそうだ
りうら
ないこ
全員
全員
各々個性豊かな弁当を食べていく
お弁当でその家庭が見える気がする
子供の好きなものばかりを 入れるのと、バランスを考えて 苦手なものを入れるのに 分かれる気がする
どちらが正解というわけではないが 親の教育方針によって 変化するように思える
悠佑
いふ
いふ
いふ
いふ
耳馴染みの良い低音イケボで 自己紹介したいふ先輩
どうやら“まろ”というのは 愛称だったらしい
りうら
りうら
続けてりうちゃんが自信たっぷりに 自己紹介していく
ないこ
太陽のような笑顔に ないこ先輩がダメージを食らっているが 見なかったことにしよう(((
初兎
初兎
初兎
初兎ちゃんも名前の後に 恋人を紹介している
これは一種の独占欲なのだろうか
自分の恋人なので取らないでください、 みたいな
ほとけ
ほとけ
ほとけ
名前だけだと味気ないので、 僕らの関係がいふ先輩に 伝わるように補足する
緊張から無愛想になってしまったが、 大丈夫だろうか
いふ
ないこ
僕が自己紹介をした瞬間、 いふ先輩がとても驚いた顔をした
僕の名前は珍しいからだろうか?
それでいうとここにいるほとんどが 珍しい名前な気もする
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
予想だにしないことを聞かれ、 間の抜けた声が出る
ほとけ
いふ
僕の言葉を聞いて何故か 目を輝かせる先輩
意図がわからず戸惑う
いふ
ほとけ
先輩の言葉を聞いて、 脳がショートしかける
会ったばかりの相手に告白されるなんて 所詮フィクションの中の話だと 思っていた
しかし、それが今実際に起こっている
混乱と困惑で頭がいっぱいだ
ほとけ
思考の渦に飲み込まれかけながらも なんとか言葉を搾り出す
別に同性と付き合うことに対して 嫌悪感などはないが、好きでもないのに 付き合うのは相手に失礼だ
この告白が揶揄い目的だったとしても 誠実に返すのが一番だと思う
いふ
いふ
ほとけ
眉を下げ、ショックを受けているはず なのに僕に気遣いの言葉を 掛けてくれる先輩
顔が明らかに引き攣っている
なんだか断ったのが 申し訳なくなってくる
いふ
いふ
ほとけ
これが先輩との出会いの日であり、 初めて告白された日だった───