「なにしてんの、?」
っへ、?
あ、え、
声のした方に顔がいく。
誰も居なかった筈なのに...
じ、橙くん、?
...そーやけど、
な、なんで居んの、?
気付いたら口にしてた。
橙はまだびっくりしてる様子で、
俺をまじまじと見ていた。
...赤こそ、
今からどっか行くん?
低音の低い声にビビりながら、
左に目を泳がす。
どうしよう、どうしよう、
頭の中をぐるぐると駆け巡る。
と、その時、
後ろから聞き覚えのある様な声がした。
『橙くーん?』
『遅いから来ました...よ、』
後ろの人物もびっくりしている様。
俺は恐る恐る顔を後ろに向ける。
(詰んだ。)
後ろには、目を丸くして、 硬直している、
黄。
と、
困り顔の
青
が居た。
り、赤、?
ははは〜...
苦笑しながら誤魔化す。
でもやっぱりそんなんじゃ 納得してくれなかった様で、
どんどん俺に近付いて来る。
ちょ、
黄くんっ、!
それを慌てて止める青。
俺は気まずい気持ちを 紛らわすかの様に、
スマホを開いた。
そこに丁度良く今日のお相手さんから 電話が来た。
ぷrrrrrr、
俺はその場を走って立ち去った。
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あれ、下手になってる...( ;꒳; )