どうも
今回はコニカルビーカー様のコンクールに書いた作品です
コンクールに間に合わなかったのですがせっかく書いたので良ければ
ATTENTION 暴力表現、血表現有りです 通報×
行ってらっしゃい
モブ1
モブ2
モブ3
モブ4
普段なら騒がしい教室に緊張が走り静かになる
ないこ
何故こんなに静かなのか…… 理由はただ1つ
とある検査の診断結果が配られるからだ
診断結果と言っても特殊な診断結果
それは……
悪魔の奴隷になる人間を決める診断
この世界は2種類の人間に別れる
今のような生活を続けられる一般人間と
悪魔の奴隷となる人間
ないこ
少し小さめのため息をする
そりゃあ俺だって緊張してる
奴隷になんて、なりたくない
そんな俺に誰かが話しかけてくる
-hotoke-
ないこ
この子はhotoke あだ名はほとけっち
普段はクラスのムードメーカーで俺の幼なじみ
-hotoke-
先生1
先生2
先生1
先生1
先生2
先生2
-hotoke-
ないこ
それじゃあ少し安心かな
なんて油断してたけどその希望は崩れ始めた
担任
担任
クラス全員が頷く
担任
担任
担任
担任
担任が診断書を開く
担任
担任がフリーズした
担任
ないこ
ないこ
自分の名前を呼ばれ驚く
頭の中で「ないこ」───── その響きだけが残る
担任
モブ1
モブ4
担任
担任
ないこ
体が震え出す
どうしたらいいのか全く分からない
-hotoke-
泣きそうな目で名前を呼ぶほとけっち
ないこ
俺がほとけっちに謝った瞬間 教室に真っ赤な光が現れる
ないこ
-hotoke-
数秒後、光がなくなり元の視界に戻る
ほっとしたのもつかの間
りうら
目の前には悪魔がいる
りうら
露出の多い服で黒い羽 長いしっぽが生えている
りうら
ないこ
驚きのあまり声がでない
りうら
りうら
そう言って俺を抱き上げる
ないこ
りうら
彼が歩きだした時 青い光が現れた
If
次もまた露出の高い服を着た悪魔が現れた
高身長で顔が凄く整ってるイケメン
りうら
りうら
担任
ありえない状況に担任も混乱する
りうら
If
If
慣れたように話す悪魔達
おそらく知り合いだろう
If
りうら
少し気だるそうに返事をする
この赤い悪魔はりうらって名前なんだ……
If
ないこ
青い悪魔が八重歯が見えるような表情で笑う
何故ゾクゾクするのかは分からない
りうら
ため息をもらし控えめに笑いながらそう言う
If
If
-hotoke-
青い悪魔がほとけっちを抱える
担任
混乱する中悪魔に問う担任
If
If
If
担任
笑ってるけど殺意があるような……圧があるような笑み
担任
りうら
If
いふりう
俺達は正体不明の光の中へと入っていった
りうら
ないこ
光から抜け出すと普通ではありえないような世界が広がっていた
青く綺麗な空
光輝く星
そして大きくてすぐ近くにある満月が反射している湖
-hotoke-
いくら悪魔に連れてこられたと言っても、そんなことなど忘れてしまうほどの驚きだった
ここには本当に悪魔が住んでるのかと……少し疑ってしまう
If
また青い髪の悪魔が笑う
次は殺意なんて1mmもない……
自然体で優しい笑顔
りうら
自慢気にドヤる
ないこ
彼の笑顔で左胸が痛んだのは感じがいだろうか──────
If
いふりう
りうら
指パッチンをすると何やら金色が目立つ廊下のようなとこにいた
If
-hotoke-
If
If
-hotoke-
ないこ
それもそうだろう
元々俺達が連れてこられた理由は奴隷のように従わなければならないからだ
りうら
りうら
「まろ」と赤髪が声をかけ2人が消えていく
-hotoke-
ないこ
-hotoke-
ないこ
-hotoke-
ないこ
先程の態度とは裏腹にお互いテンションは下がる
ないこ
同意を確認する
-hotoke-
ほとけっちが頷く
ないこ
ガチャ
ないこ
白黒
初兎
悠佑
-hotoke-
初兎ちゃん!
初兎
悠佑
ないこ
思いもしなかった突然の再開
なんで2人がここに…?
-hotoke-
初兎
ないこ
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
この方は悠佑先輩 俺の所属するバスケ部のキャプテンでもありエースでもあった凄い人だ
でも去年奴隷に選ばれたんだ
ないこ
初兎
初兎
-hotoke-
ほとけっちと顔を見合わせる
初兎
初兎
初兎
さっきの俺達と同じような状況だったことを聞きチャンスだと認識した
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
普段から冷静かつクールに判断を下せる悠佑先輩
そんな先輩が焦っているのは珍しい
-hotoke-
悠佑
悠佑
初兎
初兎先輩も知らなかったのかあまりにも高技術な手口に驚く
悠佑
悠佑
悪魔は1人しか奴隷を持てない
悠佑
初兎
勘の鋭い初兎先輩が1番に反応する
悠佑
怪しすぎやろ
-hotoke-
-hotoke-
ないこ
ないこ
その途端俺の視界が真っ暗になる
りうら
りうら
仕方ないね─────
耳元で囁かれる吐息混じりの声
その声は少し甘いけどトーンが低く怖くなる
首に吐息が当たりゾクゾクする
視界が元に戻る
どうやら後ろから目を手で塞がれてたらしい……
ないこ
少し安心したがそれも一瞬
悠佑
ないこ
ないこ
目の前には頭から血を流し首をガクンとさせ座り込んでいる
If
If
If
悠佑先輩の方を向き俺に背を向ける青髪の悪魔
If
悠佑
指パッチンをした直後 悠佑先輩の鈍い声が聞こえる
悠佑
ないこ
悠佑
痛みに耐えながら先輩が名前を呼ぶ
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
自分を囮にして俺達を逃がそうとする先輩
やっぱり……先輩はいつでも変わらないな……
ないこ
ないこ
ないこ
零れた涙を袖で拭い声を張り上げる
If
俺は思いっきり部屋のドアを開けた
ないこ
悠佑先輩を置いて来てしまった罪悪感に浸る
でも……任せられたんだ
絶対に……やり遂げる
ないこ
パチン
聞き慣れた音が耳に残る
体が動かない
りうら
ないこ
If
優しさのない人柄
そんな2人に問いかけられても俺は動じなかった
ないこ
りうら
ほんの少しの笑みを零す
If
ないこ
If
If
何となく察した
これは冗談ではないと……
いや、例え処分してなくても
悠佑先輩はきっと危ない状態なんだろうと
りうら
りうら
ないこ
ないこ
ないこ
いふりう
また視界が揺らいだ
目を開けるとそこは地獄のようだった
いや……地獄だ
ないこ
If
If
バサッ
いふりう
真っ黒のデカい羽を広げ露出の高かった服からマントを羽織ったような服装になる
りうら
ないこ
りうら
ここが……真の魔界
じゃあさっきの場所は……?
いろいろと騙され頭の中が混乱する
でもそれより大事なことがある
ないこ
ないこ
りうら
りうら
指を指す方向を見る
倒れている悠佑先輩を囲むようにいむしょーが立っている
ないこ
俺はその方向に走り出した
ないこ
ないこ
-hotoke-
初兎
ないこ
遠くからは見えなかったが近づくとすぐにわかった
-hotoke-
初兎
悲しそうに瞳を揺らす
鮮やかだった瞳の色は悲しさが濁っていた
口元からは牙が見える
そして服や頬に着いてる血
ないこ
初兎
-hotoke-
沈黙が続く
初兎
初兎
それは見てわかった
それでも困惑ら止まらない
If
空から大きな音をたて降りてくる
りうら
-hotoke-
If
If
-hotoke-
膝から崩れ落ちるほとけっち
りうら
初兎
ないこ
初兎
あーまただ
さっきもそう言われて悠佑先輩は〇んだ……
もう後悔したくない……
ないこ
初兎
-hotoke-
ドン
ないこ
体が斜めに傾き奈落へと落ちていく
-hotoke-
-hotoke-
初兎
泣きながら一生懸命声をかけてくる
俺の記憶はそこで途絶えた
ないこ
目が覚めた
バサッ
焦って起き上がる
ないこ
見慣れた天井、家具
ないこ
ないこ
いや……そんなはずない
だってさっきまでちゃんと魔界にいたんだ
???
その時誰かの声が聞こえた
りうら
-hotoke-
初兎
If
悠佑
思い出してくれよな───
end
コメント
12件
ウマΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
部外者からすみません💦 まず、ビーカーさんのコンクールに参加するには「#ツイートビーカーコンペ」をつけなければなりません。じゃないとビーカーさんが「コンクールの参加作品」として見て頂けないかと…💦 そしてビーカーさんはコンクール作品は検索避けを『必ず』して欲しいと言っております。 (#いれいすを#irisや、#irxsにするなど) 返信欄に続きます。
やばいやばい大好きです! すごい…こっちまでドキドキがずっと止まらない…今も心臓鳴り響いてます!最高でした!