彼女
僕
僕の好きな人。
好きになってしまった人。
彼女は普通の人間では無いような気がしてならない。
彼女
僕
僕は朝に強い方だと思う。
起きてからすぐに食欲が湧いてくる。
僕
そんな僕に彼女が合わせている。
ご飯はいつも豪華で栄養バランスが考えられている。
なのに…
彼女はいつも
それを1分で済ませてしまう。
一流の料理人でもかなり時間がかかる料理を彼女はたったの1分で作ってしまう。
彼女
そして、いつも僕の部屋を片付けてくれる。
僕の部屋は基本散らかっている。
その散らかった部屋をまた
彼女はものの1分で片付けてしまう。
彼女
彼女は、コーヒーが好きだ。
どのコーヒーでも良いわけじゃなくて
『甘くてほろ苦いコーヒー』
だけを飲む。
彼女
そのコーヒーを入れているのは
僕
彼女は少食だ。
僕に作ってくれるご飯も
彼女はほとんど食べていない。
僕
彼女
僕
彼女
彼女の独特すぎる生活に僕は違和感を覚えていた。
普通の人間なら料理や片付けをそんな短時間で済ます事は出来ない。
あまりにも食べる量が少ない。
僕は彼女に聞いてみることにした。
僕
彼女
僕
彼女
僕
彼女
彼女は微笑んだ。
僕
僕
彼女
僕
彼女
彼女
僕
僕
僕
彼女
彼女
すると、彼女は
消えた。
僕の好きな優しい微笑みを残して。
甘くてほろ苦い匂いを残して。
コメント
3件
(*´ω`*)
実に興味深い( ‘-^ )b