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諦めるな！トントン！！
生き延びろ！走れ！！
トントン
うぅ。あぁ"
トントン
（なぜ、俺は生きている？）
トントン
（なぜ、俺はここにいる？）
トントン
（俺は最低だ。）
トントン
（仲間をほったらかして逃げた）
トントン
（自分だけ生き延びようとして逃げてしまった）
トントン
（ほんとに俺は）
"最低だ"
晴れた日の朝。
トントン
ふわぁ。
俺は目を覚ます。
トントン
ここは....？
明らかに知らない場所
俺は野宿していたはずじゃ。
グルッペン
おぉ、起きたか
トントン
....え？
見たこともない隊員....？
いや、隊長だ。
隊長特有のマフラーをつけている。
グルッペン
さぁさぁ、わが我々だ軍へようこそ
トントン
我々だ軍？
グルッペン
さぁ、おいで、隊員達を紹介するよ
トントン
....。
トントン
（ｶﾞｸﾌﾞﾙｶﾞｸﾌﾞﾙ）
トントン
（さ、寒い....）
グルッペン
....。
グルッペン
寒いのか？
トントン
え。
グルッペン
このマフラーをつけとけ
トントン
えっ！でも！
グルッペン
隊長の証のようなものだが
グルッペン
別になくさないならいいだろ
トントン
....え、あ。
ｸﾙｸﾙｸﾙ
グルッペン
はい、行くぞ
トントン
（あ、暖かい）
トントン
あ、ありがとうございます！
グルッペン
あぁ。
グルッペン
よし、ここだ、隊員達がいる場所
トントン
は、はい。
トントン
（緊張する。）
グルッペン
おーい！隊員ども！
コネシマ
はーい？って誰や？
ロボロ
....新人か？
ゾム
おっ、誰々？
大先生
....？
グルッペン
こいつは今日からここの軍にはいってもらう
トントン
（はいるなんていったっけ？）
トントン
（まぁ、いいや。）
トントン
あ、俺はトントンです！
トントン
よろしくおねがいします！
ロボロ
おっ！よろしく！
コネシマ
ﾁｰｽｯ!
ゾム
よろしくな！
大先生
ふぇー、期待してるで？
トントン
あ、はい。
"期待してるで"それは昔も言われた。
前の軍の隊員達にも
でも、俺はほったらかしにして逃げた。
俺は....
ここにいていいんだろうか。
グルッペン
トントン？
トントン
あ、はい！
グルッペン
これから訓練だ
グルッペン
しっかり気を引き締めてこいよ
トントン
はい！
こんな、こんな俺でも認めてもらえるだろうか。
こんな、
最低な俺でも
認めもらえるだろうか。
ゾム
おい！行くぞ！
コネシマ
ボーとするな！
トントン
あ、はい！
我々だ軍の隊員のみなさん、ありがとう。
こんな、最低な俺をいれてくれてありがとう
この罪は、一生かけてつぐないつづけるから。
それまでここの軍にいさせてください。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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