最低な俺....

青い空、気持ちのよい風

俺たちは今、訓練をしている

隊長....忙しいのか....

その、隊長会議でおれのこと、話したりしないかな。

不安しかない....。

おれは"最低"

そうだよ、最低な人間がここにいていいだろうか。

もう一回、あんな風な状況になって

おれは逃げずに戦えるだろうか。

いや、無理だ

おれは....

"心が弱い"から

身も強くないといけないが

心が強くないと何も始まらない。

なんだろう。

もしかして

もう、この軍から出ていけ....

とかだったりしたら。

不安だ、いやだ、出ていきたくない。

グルッペンさんが....死ぬ？

そんなことはない！！

そんな、ことはっ。

たしかに、そうかもしれない。

でも。

トントン！！走れ！！

逃げて！！

夜の星空。

一つ一つの星が光輝き

三角形を描いている。

冬の大三角形。

綺麗な三角形。

それはまるで俺たちと同じ

この三角形のどれかが消えれば

三角形ではなくなる。

それと同じように。

一人消えてしまえば

その軍は消えてしまう。

絆は消えてしまう。

そんな感じ。

でも、光が消えてしまっても

また、新しい星が変わってくれれば

もう一回三角形に戻れるかもしれない。

それも同じて

たとえ、一人消えてしまっても

その人の分まで頑張れば

軍は復活するのではないか

絆は復活するのではないか

"出来ない"じゃなくてまずは

"する"だ。

諦めるなんてしない

おれは！！

そう、誓って。