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皆さんこんにちは

今回はリクエストの志歩ちゃんで熱中症になります!

ちなみに長いです。身構えてご覧下さい?

なぜか志歩ちゃんの話は長くなってしまう…何故だ…

最近…というか前からなんですけど、話がパターン化してる気が…

まぁ…被らないように頑張ります…

それでは本編へどうぞ(꜆ ˙-˙ )꜆

志歩

あっつ……

こうして言葉に出してしまうほど 今日は暑い

何にせよ季節は夏

今は朝だからもっと気温は高くなるだろう

志歩

はぁ…(汗かくなんて珍しい…)

志歩

(水筒…荷物になるから持ってきてないんだよな…)

志歩

まぁ自動販売機で買えばいいか

なんて事を考えるが、暑すぎて動く気にはなれなかった

志歩

大丈夫かな…多分、昼なるともっと暑くなるよねこれ…

憂鬱な気分になりながら授業を受けた

志歩

……

授業中、窓の外をぼーっと眺めてみると、ある物が視界に入ってきた

志歩

…え……嘘でしょ…

外には体育着姿の生徒たち

そして、笛を持った先生らしき人が運動を始めようとしていた

志歩

今日…外で体育やるの…

志歩

(こんな暑いのに…馬鹿なのかな?)

ちらっと今日の予定を見てみると4時間目には︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎体育︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎の2文字

志歩

(うわ…割と暑い時じゃん…)

志歩

(熱中症とかならなきゃいいけど…)

心配に思いながら、授業が終わるのを待った

3時間目も終わり、問題の4時間目になった

もちろん外でやる

志歩

……やば…

志歩

こんな暑い中体育やったの…

暑いの一言じゃ済ませられないくらいの気温

今にも溶けてしまいそうだ

みのり

志歩ちゃん!今日暑っついねー

志歩

……そうだね…

こはね

ん?志歩ちゃん…なんか元気ない?

みのり

えっ大丈夫?

志歩

まぁね…この暑さだから…元気はないかな…

こはね

確かにね…でも、無理はしないでね

みのり

そうだね!熱中症とか気をつけないと!

志歩

うん…そうだね

危ない…バレなかった…

実を言うとさっきから頭が痛い

志歩

…っー…

志歩

(絶対暑さのせいでしょ…)

なんて思っていると授業が始まった

志歩

ふー…っ……ちょっとやばいかも…

志歩

頭痛…酷くなってるし…なんか…グラグラする…

そんな中授業は終わった

教室に戻り昼休みに入ったのはいいものの、食欲がない

志歩

…っ(どうしよ…気持ち悪…)

志歩

(保健室行こうかな…)

志歩

(いや、でもそこまで我慢できる気がしない…)

そんな事を考えながら机に突っ伏していると、聞き覚えのある声が私を呼んだ

咲希

志歩ちゃーん!

一歌

…?志歩?大丈夫?

志歩

…ん…大丈夫。それよりどうしたの…

咲希

一緒にお昼食べようと思ったんだけど…本当に大丈夫?

一歌

もしかして…具合悪い?

志歩

……大丈夫だから…

志歩

あと、お昼はちょっと無理。ごめん

志歩

(食欲無いのバレるし…)

咲希

分かった!今日暑いから、何かあったら言うんだよ?

一歌

具合悪いなら保健室行ってね?

志歩

分かったから…ほら、穂波待ってるよ

そう言うと、2人は教室を出て行った

志歩

…ふぅー…っ…

少し話しただけなのにどっと疲れがやってくる

志歩

はぁー……大丈夫かな……今日…

また机に突っ伏していると、いつの間にか授業は始まっていた

そこから時間が流れていくのは早かった

ただ、それと共に体調も悪化していた

志歩

…つぅ…(頭痛…酷くなってる)…

志歩

……

志歩

…う゛っ(やばいやばい…どうしよ)

焦っているうちに吐き気がどんどん増してくる

志歩

ゔっ……え゛っゴホッ…

志歩

ゲボっ…っう゛えっ……(……出しちゃった……)

志歩

(早く…片付けないと……)

そう思ったのはいいが、頭痛のせいでぼーっとしてしまう

どうしようか考えていると、私を呼ぶ声が聞こえてきた

穂波

志歩ちゃん、行くよー?

一歌

志歩ー?

咲希

……?どうしたの?

心配するのも無理はない

今の私の状態を言うと、椅子にうずくまってる状態で座っている

そのうえ、皆に背を向けて口を覆っているのが見えないようにしている

志歩

……

咲希

しほちゃん…?

みんなが心配そうに近づいてくる

変な汗と共に、口を覆っている手からは、ポタポタと口から出てきたものが流れ落ちて来た

一歌

志歩…?大丈…夫………!!

こんな様子を見たらそりゃ驚くよね

一歌は大丈夫?と驚きながら背中を摩ってくれた

志歩

ゔ……っえ゛ゲボッ……ごめっ……ん…

一歌

謝らなくていいから…

咲希は、袋を持ってくれてるし、穂波は多分、先生とか呼びに行ったんだと思う

本当に申し訳ない

一歌

落ち着いた?

志歩

……うん……ごめん…

咲希

大丈夫だよ!とりあえず、ほなちゃん待とう?

志歩

いや、大丈夫…もう…帰るね……

一歌

あっ!志歩…!

立ち上がって教室を出ようとしたけど、フラフラして真っ直ぐ歩けない

志歩

…あ……っ…

ガシャンと音を鳴らして、机にもたれかかってしまった

咲希

しほちゃん!

一歌

志歩!…座って待ってよう?

志歩

っ…大丈夫…だから……

そう言ってまた立ち上がった瞬間、私の目の前は真っ暗になった

咲希

し……ちゃ…!

穂波

…志歩……ん!

一歌

………ほ!

みんなが私を呼ぶ声がした気がする

目覚めて、目の前にあったのは白い天井

腕には何かチューブみたいなのが繋がってる

穂波

…!志歩ちゃん!

一歌

志歩!起きたんだね…

咲希

…っ良かった〜…

志歩

…?えっと…ここは……?

一歌

病院。志歩、熱中症で倒れたんだよ?

志歩

……そうなんだ…

咲希

そうなんだ…って覚えてないの?

志歩

まぁ…うん…

一歌

結構重症だったって…

咲希

具合は大丈夫?

志歩

まぁ…少しぼーっとするけど…大丈夫。

穂波

でも、良かった。無事で…

みんな目が赤くなってる…

心配してくれたんだな…

志歩

…ごめん。迷惑…かけたよね…

一歌

全然!まぁ…ちょっとびっくりはしたけどね

咲希

迷惑だなんて思わないよ〜

志歩

……でも…みんな色々やってくれてたのに…私は…みんなに迷惑しか…

穂波

志歩ちゃん

穂波が私の言葉を遮って言った

穂波

志歩ちゃんはさ、みんなが頼ってきて迷惑だって、嫌だなって思うの?

志歩

…そんなの…思うわけないじゃん…

穂波

そうだよね。それは私達も同じなんだよ?

穂波

だから…もっと…私達を頼って欲しいな

咲希

そうだよ!しほちゃんは、なんでも1人で抱え込んじゃうから…

一歌

私達はみんな、迷惑だなんて思わないからさ

志歩

…うん…ごめん……

咲希

しほちゃん!ごめんはダメだよ!

志歩

……じゃあ…ありがとう

今まで、全部1人で抱え込めばいいと思ってた

みんなが苦しい思いをしないならって

でも、逆にみんなを苦しめてたんだね

これからは頼ろう

きっと…みんな望んでる事だから

この作品はいかがでしたか?

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